「猫耳」がたまらん目薬、毛並みや色を再現…犬派からも反響

2021.10.19 14:15

ロートCキューブの「猫耳キャップ」

(写真4枚)

「ロート製薬」(本社:大阪市生野区)の目薬『ロートCキューブ』シリーズから10月13日、限定モデル「猫耳キャップ」が登場。発売日前から話題となっており、現在は売切店舗が続出。「ドラッグストアをはしごしてやっと見つけた!」など熱烈な猫好きユーザーはもちろん、それ以外からもさまざまな反響が寄せられているという。

「猫耳キャップ」の誕生は、2020年2月22日の「猫の日」に投稿された同社のツイートがきっかけ。「猫の集会」というひと言が添えられたツイートには、三角耳が可愛い「猫耳キャップ」を装着した目薬の写真が。当時はまだ試作品の段階だったが、SNSでは「商品化希望!」「いつ発売ですか?」「欲しすぎる」など、熱い声が集まった。

その1年後となる今年の2月22日、「フォロワーさんの熱いリプライにお応えし、ニャンと!! 商品化が実現」と続報を発表。さらに、キャップのデザイン元となる「モデル猫」募集が始まると、同社のツイッターとインスタグラムには7000件以上もの応募が寄せられたという。

その後、特別委員会が総合的に審査して絞り込んだ8匹の「ファイナリストねこ」から、ツイッター上で投票がスタート。4万票以上が投じられた総選挙を経て5月6日、「ハーブちゃん」「春空くん」「直哉くん」がモデル猫として選ばれた。

広報担当者によると、商品化にあたり「猫好きのみなさんに楽しみ、喜んでもらいたい」という思いから開発チームでかなりの議論を重ねたという。実際に存在する猫をモデルにするというアイデアは、試作品に関するヒアリングをおこなった際に「うちの子に似ている」という意見が多かったことから、ユーザーそれぞれが「うちの子」を思い浮かべて参加できるように「モデルを選挙で選ぶ」スタイルに落ち着いたんだとか。

春空くんモデルの「しみニャいタイプ」

キャップには3匹のモデル猫たちの毛並みや色味が忠実に再現され、「まるで猫ちゃん1匹ずつの個性のように、容器も1つずつ柄の出方が違っています」とのこと。毛並みを表すため1色でなくマーブル調にしているデザインも。

「SNSなどを通じ、企業と顧客で双方向コミュニケーションができる時代ならではの『共創』できる企画を目指しました」と話す広報担当者。その甲斐もあって発売前から反響はかなりのもので、ユーザーからは「猫の次は犬がほしい!」「ほかの動物のキャップもほしい」といった声が多数寄せられているという。

限定キャップは『ロートCキューブ アイスクール』『ロートCキューブm』『ロートCキューブ クール』(各605円)の3種類。12月末までの売上の一部は「公益社団法人アニマル・ドネーション」に寄付される。

取材・文/つちだ四郎

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本