歴史好きは興奮!? 京極氏ゆかりの滋賀・米原に「戦国」宿

2021.9.5 06:45

滋賀県の最高峰・伊吹山のふもとにオープン。登山口が近くにあるため、登山客にもおすすめ

(写真7枚)

織田信長に豊臣秀吉、井伊直弼など、武将・歴史ネタが豊富な滋賀に、『戦国系ゲストハウス』と称する一棟貸しの宿「上平寺御城下 うむ」(滋賀県米原市)が8月28日にオープンした。

室町時代から江戸時代にかけて、京都や北近江を中心に活躍した名門・京極氏ゆかりの史跡や要塞拠点が大切に保存されている米原市。同宿が位置する上平寺は、中世の時代に伊吹山中腹に築かれた京極氏の山城「上平寺城」と屋敷「京極氏館」、臣下の武士や町人の居住区画の痕跡がセットで残されているというレアな地区。居住区画は今もそのまま利用されて集落となっている。

歴史オタク垂涎のロマンが息づく場所で開業した理由を、オーナーの川村さんは、「京極家が残した物語を、居城としていた上平寺城のお膝元から発信したかった。史跡までは徒歩5分ほど、山城までは1時間半ほど歩けば到着するので、ハイキング気分で散策いただければ。姿形のない跡地だからこそ、残された手がかりをもとに当時の姿をあれこれ想像すると楽しいです」と話す。

10年ほど手つかずだった空き家をリノベーションし、日本間では、京極家とも関係のある北近江の戦国武将・浅井長政の鎧(レプリカ)が飾られている。また、10年以上にわたり、長浜市にある浅井長政の居城跡・小谷城のガイドも担当している川村さんによる戦国ツアーや、地元の婦人会「よつ葉フレンズ」の田舎料理教室など、地元らしいアクティビティも今後企画していく予定だ。

プレオープンから歴史マニアのほか、コスプレイヤーやビジネスマンらが宿泊している同宿。「素晴らしい歴史のロケーションで、だれにも邪魔されず撮影できて楽しい」「何気ない集落に見えるけれど、歴史のお宝が隠されていて何度でも訪れたくなる。このエリアには宿がなかったのでうれしい」「田舎のおばあちゃんの家に帰ってきたような懐かしさ」と、楽しむ人が多いそうだ。

朝食(2200円)や、市内の店から取り寄せるパンの盛り合わせ朝食などをオプション(有料)で提供。夕食はバーベキュープランや仕出し、ケータリングなどのオーダーを今後予定。

また宿内には、1階にダイニングやキッチン、デスクワークも可能なカウンター、2階にツインベッドのメイン客室があり。料金は素泊まりで1泊1名2万円、2名3万3000円、3名以上は1名ごとに1万円追加、最大10名まで宿泊可。JR近江長岡駅からタクシーで約15分。

取材・文・写真/中河桃子

「上平寺御城下 うむ」

2021年8月28日(土)オープン
住所:滋賀県米原市上平寺212
電話:0749-56-0220

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