西川貴教、イナズマロックフェス開催断念「将来も続けるため」

2021.8.23 09:15

西川貴教(2020年12月撮影)

(写真1枚)

ミュージシャンの西川貴教が主催する、滋賀県最大の音楽フェス『イナズマロックフェス』。今年は9月18、19日に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、中止することが8月22日、公式サイトにて発表された。

琵琶湖の水質保全と地域振興をテーマに掲げ、西川が発起人となって2009年にスタートした同フェス。11年目を迎えた2019年は9月21日・22日の2日間に有料エリアと無料エリア合わせて50組以上のアーティストや芸人が出演し、述べ9万5千人の観客を動員。2020年はオンライン配信となり、今年は2年ぶりの草津市烏丸半島での開催に向け関係各所と調整してきたが、8月に入ってからの滋賀県下における急激な感染拡大を受け、開催を断念するに至ったという。

公式サイトでは「全国的な感染者数の増加、緊急事態宣言の延長、そして滋賀県へのまん延防止等重点措置の発令などによる、地元にお住まいのみなさまからの開催を不安視する声の高まりを考慮し、このままイベントを実施することは、元々の趣旨のひとつである『地域振興』に相反するものと判断し、このような結論に至りました」と説明している。

この日、記者会見をおこなった西川と同県の三日月大造知事。西川は「しっかりみなさんにご理解いただきたいのは、こういった中止の発表は、行政側と主催者側の意見がぶつかり、結果として中止にせざるを得ないものが多いように思いますが、我々は元々『地域振興』『地方創生』を軸にこのイベントを滋賀県の催しものとして続けてきました。将来これから先、10年、20年とイベントを続けていくために、今決断せざるを得ないという判断に至りました」とコメント。

そして「残念ではありますが2022年9月17日、18日を目標に、みなさんと笑顔でお会いできるよう粛々と準備したい」と、来年の開催への思いを話した。チケットの払い戻し方法については公式サイトにて発表される。

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