食べ比べできる「たまごサンド専門店」、大阪で連日行列に

看板メニュー「パタパサンド」(600円)。「厚焼きたまごサンド」、ゆでたまごとマヨネーズをあえた「たっぷりたまごサンド」、厚焼きたまごを揚げた「たまごカツサンド」の3種セット
大阪・中崎町に、各種たまごサンドがそろう「たまごサンドの銘店 パタパ」(大阪市北区)が登場。8月15日のオープン以来、幅広い年齢層のお客がテイクアウトし、SNSを中心に行列店として話題になっている。
開店初日から、主婦やサラリーマンなどほぼ客足が途絶えない好評ぶりで、初来店したという30代男性客は「厚焼きとかたまごが大好きなので、インスタで見かけて早速来てみました。何種類も購入したので、お土産にもいいですね」と家で味わうのを心待ちにしていた。
看板メニューは、1日に約130食以上も売れ、3人中2人は購入するという「パタパサンド」(6切600円)。だしの効いた「厚焼きたまごサンド」、ゆでたまごとマヨネーズをあえた「たっぷりたまごサンド」、厚焼きたまごを揚げた「たまごカツサンド」の3種がセットに。これまでのたまごサンド店であれば、いずれかに特化するタイプだったが、食べ比べができるというのが新しいスタイルだ。
同店は高級食パン専門店などを展開する「リガール」(本社:大阪府吹田市)による新業態で、専務取締役の安部裕一さんは、「既存のパン店でサンドイッチを販売したところ、たまごサンドが圧倒的に人気で。もっと素材などをブラッシュアップし、専門店でたまごの魅力を伝えたいと出店しました」と話す。
主役となる島根産のたまごは黄色の色味が濃く、栄養価が高いものを使用。具をサンドするオリジナルのパンはたまごを活かすために甘味をおさえた味わいで、ふっくら&もっちり食感に。ほかにも、鶏の照り焼き入り「てりたまサンド」、低温調理で旨みを引き出した「ローストポーク たまごサンド」(各660円)など8種がそろう。
営業は朝10時~夜6時30分(不定休)。店内にはスタンディングのイートインスペース(約3名)あり。感染症対策のため、入店は2組まで。
取材・文・写真/塩屋薫
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