雨天決行の「花火大会」が再び、兵庫・塚口の映画館で夏を体感

2021.8.15 20:00

上映会の様子。作品は『花火サラウンド フルハイビジョンで愉しむ日本屈指の花火大会』(制作:シンフォレスト)(C)2011 Synforest Inc. All Rights Reserved.

(写真6枚)

全国各地で連日の大雨が続くなか、兵庫の映画館「塚口サンサン劇場」(尼崎市)では、8月13日からスクリーンで花火大会の映像を鑑賞できる『花火サラウンド 塚口流で愉しむ日本屈指の花火大会』が1週間限定で上映されている。

創業68年を迎え、イベントとしても楽しめる観客参加型の上映会を数々開催してきた同劇場。2020年8月にはコロナ禍での花火大会中止を受け、「映画館でも浴衣を着て、迫力ある花火を体感してもらえれば」と、2日間限定で花火上映会を開催。チケットは即完売し、9月にも実施されるほど人気となった。

昨年に続いての開催について、映画営業部の戸村文彦さんは、「早く本当の花火大会ができるようになるといいですよね。まだコロナ禍の大変な状況が続いているので、今年はより一層、花火に鎮魂や祈りの思いをこめて」と、企画意図について話す。「昨年は参加できなかった」というお客からの声も多数寄せられていたという。

迫力ある特別音響での上映も人気の同劇場では、花火上映でもその魅力を存分に発揮する。耳で拾いにくい細やかな音から、体にも響く重低音まで多彩な音響調整にこだわり、前方には野外フェスなどでも使用されるウーハー(低音専用スピーカー)、さらに客席の周りには12個のサラウンドスピーカーが並ぶ。

「夏の思い出として、ぜひ楽しんでください」と映画営業部の戸村文彦さん。ラムネは4種類、販売される(各200円)

「映画の方が光と音にタイムラグがないので、花火師のようなリアルな距離感を感じてもらえるかも。また、前後左右ぐるっと花火の音に包まれる珍しい経験だと思いますので、来年、本当の花火大会に行ったときに、楽しみ方を比べてもらえたら」と戸村さん。

上映会では、日本3大花火大会をはじめ、芸術性や人気の高い8大会の見所を集めた映像が流れ、ラムネ瓶を片手に、華やかな花火に見入る観客の姿が多数。フィナーレで複数カ所から打ち上げられるスターマイン(連射連発花火)では、盛り上がりが最高潮となり、拍手が沸き起こった。

昨年も訪れたという女性客は、「今年の方がドーンという花火音が大きく響いた気がして、すごくよかった」と満足した様子で話し、初鑑賞した50代男性は「雨とコロナ禍のなか、やっと夏らしい思い出ができました」と笑顔を見せた。

上映は8月19日まで、各日夕方5時30分から80分間。料金は800円。上映作品は『花火サラウンド フルハイビジョンで愉しむ日本屈指の花火大会』(制作:シンフォレスト)。

取材・文・写真/塩屋薫

「塚口サンサン劇場」

住所:尼崎市南塚口町2-1-1-103
電話:06-6429-3581

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