佐々木蔵之介、地元・京都での公演に意気込み「緊密な芝居を」
俳優・佐々木蔵之介が主宰する演劇ユニット「Team申(さる)」の11年ぶりの本公演『君子無朋(くんしにともなし)』が、京都で8月に上演。その会見が8月4日、大阪市内でおこなわれた。
現在放送中のドラマ『IP~サイバー捜査班』(EX系)をはじめ、主演ドラマ・映画が絶えることのない佐々木。同舞台では、中国王朝がテーマのドキュメンタリー番組に出演した際に興味をもったという、清の第5代皇帝・雍正帝(ようせいてい)を演じる。
「(即位前は)45年間ずっと本しか読まないスーパーニートで、皇帝になっても現場の人たちとずっと手紙のやり取りをして、しかもそれが叱咤激励というより罵詈雑言(笑)。中国の皇帝のなかで、最も口が悪くて勤勉でユニークで、そして最も孤独な皇帝だと思いました」と、分析した佐々木。
雍正帝(佐々木)と若き地方官(中村蒼)の言葉のバトルを通して、王の理想や苦悩、さらには「なぜ彼が皇帝になれたのか?」という、歴史のミステリーも解き明かされていく。すでに7月から始まった公演には「中国史を知らなくても楽しめる」という声が、数多く寄せられている。
「雍正帝の手紙の言葉が、演劇的に絶対面白くなるはずだと思って、芝居に組み込んでもらいました。言葉のアクションシーンみたいになってますけど、身体ではなく頭脳と集中力を使うので、演じていて試されている感じです」と、佐々木自身も手応えを感じているようだ。
「Team 申」では、横暴な雍正帝と違い「現場の風通しを良くする」ことを、常に念頭に置いている。そのため、あえて「稽古で率先して台詞を間違える」こともあるそうだ。
「台詞を間違わないように稽古するよりも、ミスをしてもいいから、冒険や挑戦がしたい。そこで僕が完ぺきに(台詞を)言うと、みんなに無駄な緊張感を与えてしまいます。完ぺき(な舞台)を目指すけど、失敗から生まれるものが絶対ありますからね」と明かした。
ツアー公演の最後を飾るのは、地元・京都の劇場「京都府立文化芸術会館」(京都市上京区)。「お客さんと一体になれる大好きな劇場なので、吐息まで伝わるような、緊密な芝居を作れたらと思ってます。特に前半はずっと笑ってもらえると思うので、こんな時期ですが、一緒に楽しんでいただければと思います」と、来場を呼びかけた。
『君子無朋』は、8月17日~29日に上演。チケットは1万500円で、現在発売中。
取材・文・写真/吉永美和子
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