第5波に備える神戸、施設のPCR頻度を増やすなど対策強化

2021.7.23 06:15

コロナ第5波への備えについて説明する、久元喜造神戸市長(7月21日・神戸市役所)

(写真5枚)

神戸市が7月21日の市長定例会見で、新型コロナウイルス感染症の第5波に備えた対策を発表した。

同市のコロナ陽性者数は、7月21日が33人、前日の20日は39人。東京ではこの1週間あまり新規陽性者数が1000人/日を超えているなか、神戸市でも1桁台の日が続いていた6月下旬からじわじわ増えつつある。

久元喜造市長は、「これまでの経験では、東京で感染が拡大すると、しばらくして名古屋や大阪、そこから神戸や阪神間へ感染が広がる流れ。現在の神戸は第5波が始まっている状況とは言えないが、保健所や健康局は緊張感をもって見ている」と、第5波の到来を危惧した。

そこで神戸市は、第5波に備えて医療体制を強化。第4波では重症者がすぐに入院できないケースが多発したことから、重症化する前に外来で診察を受けられる医療機関を増やすこと、宿泊療養施設で診察にあたる医師の体制を強化することを医師会と調整中だという。

また高齢者・障害者施設では、現在も定期的にPCR検査をおこなっているが、その頻度を2週間に1度から1週間に1度へ増。さらに過去にクラスターが発生し、ワクチン接種が進んでいない施設の重点的な巡回もこなう。

「第4波の経験を踏まえて、第5波に万全の体制を期したい」と久元市長。今後、陽性者が増えたとしても重症者数が抑えられ、医療体制がひっ迫しないことを期待したい。

なお、市では65歳以上のワクチン接種が進んでおり、陽性者における70歳以上の割合は、7月はわずか1.6%(1~18日まで)。ワクチンの効果と思われる低い数値が出ている。

取材・文・写真/合楽仁美

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