びわ湖毎日マラソン、大阪マラソンとの統合が正式決定

2019年大会以降、大阪城公園が『大阪マラソン』のフィニッシュ地点に(写真は大阪城天守閣)
これまで幾多の名勝負を生んできた『びわ湖毎日マラソン』。2021年2月の開催を最後に終了することが決まっていたが、7月13日に開催された大阪マラソン組織委員会で、2つのレースの統合が正式に承認された。
『びわ湖毎日マラソン』は1946年、『全日本毎日マラソン選手権』として大阪府で開催された。1962年に会場を滋賀に移し、オリンピックや世界選手権の選考レースとなる国内主要大会として多くの名ランナーを輩出してきたが、好記録が出やすい『東京マラソン』におされがちになったほか、『名古屋ウィメンズマラソン大会』とも日程が重なるなど、近年は存在感を失っていた。
片や『大阪マラソン』は、当時の橋下徹大阪府知事の提唱により、2011年に産声をあげた市民参加型マラソン大会。「チャリティー」をテーマに開催され、出場者全員が募金する独自の仕組みを採用。定員数は3万人を超え、国内では『東京マラソン』に次ぐ規模となっている。
2つのレースが統合されることにより、オリンピックなどの日本代表選考レースへの位置づけや、ワールドアスレティックス(WA)認定のゴールドラベルの継承が可能となり、市民マラソンにエリートマラソンの要素を加えた世界水準の大会となるという。
今大会は『第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会』として、令和4年2月27日に開催。新型コロナ感染症対策のひとつとして、大阪城ホール南西側(外堀の外側)をフィニッシュ地点に変更するなど、安心・安全に万全を期した大会運営でおこなわれるという。
それに伴い、一般ランナーの参加も9月3日から募集開始(締め切りは9月16日・夕方5時)。定員は1万6320人で、今大会はペアおよびグループでの募集はナシ。参加料は2万3000円(別途事務手数料550円、および1口500円のチャリティ募金・2口以上が必要)。今回から、参加料の入金はクレジットカードのみとなる。
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