箱根「ポーラ美術館」から、フランス近代絵画の名品が大阪に

2021.6.23 06:15


フィンセント・ファン・ゴッホ 《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》 1888年 ポーラ美術館蔵

(写真4枚)

日本屈指の西洋絵画コレクションで知られる「ポーラ美術館」(神奈川・箱根町)から、モネ、ルノワール、ゴッホ、モディリアーニ、ピカソなど有名画家28人の名品が、「あべのハルカス美術館」(大阪市阿倍野区)にやってくる。

本展の見どころはずばり、目に映ったものを絵にそのまま表現する印象派(フランス印象派、ポスト<後期>印象派)、特定の前衛活動に拘束されず1920年代にパリで制作した画家たち「エコール・ド・パリ」の作品など、日本人好みのフランス近代絵画がまとめて見られること。これらの作品は、風景画、風俗画、肖像画・・・どれをとっても宗教性が薄く、キリスト教のバックボーンがない日本人でも気軽に楽しめる。

また、19世紀末のパリではジャポニスム(日本趣味)の一大ブームが起こり、当時の画家たちは浮世絵などの日本美術から多大な影響を受けている。日本人と相性が良くて当然なのだ。

本展のキーワードは、時代を映すファッショナブルな「女性像」、近代化により大変貌を遂げた都市「パリ」、画家たちが旅先で出会った風景や、南仏など重要な制作地を巡る「旅」の3つ。これらを意識しながら名画を見て、コロナ疲れの心身を癒やしてほしい。

作品数は、先に記した28名による絵画74点と、19世紀末頃からヨーロッパを中心に流行した芸術様式「アール・ヌーヴォー」と、幾何学模様をモチーフにし、ヨーロッパをはじめアメリカ・ニューヨークでも親しまれた「アール・デコ」の化粧道具12件を合わせ、総数86件。期間は7月9日から9月5日まで、一般1500円。

文/小吹隆文(美術ライター)

『ポーラ美術館コレクション展 モネ、ルノワールからピカソ、シャガールまで』

日時:7月9日(金)~9月5日(日) 7/12(月)19(月)26(月)休 
時間:10:00~20:00(月土日祝~18:00) ※入館は閉館30分前まで 
会場:あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F)
料金:一般1500円、大高生1100円、中小生500円
電話:06-4399-9050

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