官九郎、最新舞台で原点回帰「明るくて楽しい舞台を」

2021.6.15 07:45

脚本家・宮藤官九郎(6月13日、大阪市内)

(写真3枚)

長瀬智也主演のドラマ『俺の家の話』(TBS)のヒットも記憶に新しい、人気脚本家の宮藤官九郎。彼が2013年の朝ドラ『あまちゃん』のヒロイン・のんと8年ぶりにタッグを組む舞台『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』の取材会が6月13日、大阪市内でおこなわれた。

宮藤が作・演出のみならずギターの演奏も務める、バカバカしさ満載のロック・ミュージカルをお届けするシリーズ『大パルコ人』の第4弾。戦争で荒廃した2055年の渋谷を舞台に、超能力+ボーイ・ミーツ・ガールな物語を上演する。

「予知能力を使うと屁が出る男の子と、テレパシーを使うとブサイクになる女の子。能力を上回る弊害があるので、それを封印していた2人が、ハンディキャップを克服しながら悪と戦うお話です。それをシティポップからラップまで、バラエティに富んだ音楽を使って見せていきます」と説明した。

「大パルコ人」では「客席で芝居したり、お客さんを舞台に上げたりと自由にやっていたけど、それが(コロナ禍の)今回まったくできない」と苦笑。しかしこんな状況でも、劇場まで足を運んでくれた人たちのために、生の舞台だからこそできる仕掛けを必死で考えているそう。

「(昨年脚本・出演した)『ねずみの三銃士』を全公演やれたときに、どんなに映像や生配信があっても、お客さんを前に演じること・・・同じ空間と時間を共有することの意義が、より強くなりました。ネタバレになるので言えないけど、観に来てくれたお客さんが楽しめる趣向は考えています」と含みをもたせた。

2019年の大河ドラマ「いだてん」を始め、重厚なテーマをはらんだドラマも高く評価されている宮藤だが、本作は「明るくて楽しい舞台を作る」という、自分の原点に戻った作品にすると語る。

「今の状況で何ができるか? を真面目に考えると、こんなときこそ楽しい気持ちになれるエンタテインメントに立ち返ろうと。いつもの2倍、3倍は楽しい公演にしたいので、思い切り笑いたい人は、ぜひ観に来てほしいです」と呼びかけた。

同作はのんと宮藤のほか、村上虹郎、藤井隆などが出演。音楽は「怒髪天」の上原子友康が担当する。8月の東京公演を経て、9月4日~12日に「COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール」(大阪市中央区)で上演。チケットは一般1万1500円ほか、8月1日から発売開始。

取材・文・写真/吉永美和子

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