納付期限まであと4日、自動車税に悲鳴を上げるマイカー所有者

排気量に応じて課税される税金「自動車税」、毎年5月末が納付期限となる
「いつもこの時期、死にそうになる・・・」「歯を食い縛りながら支払いました」「高くて泣いちゃった」という投稿がSNSに散見される5月。世のマイカー所有者たちは大きく頷いているに違いない。5月末は、「自動車税」の納付期限である。
自動車を所持しているだけで納税義務が発生する「自動車税」はとにかく高い。排気量に応じて課税され、1000cc超〜1500cc以下は3万500円、1500cc超〜2000cc以下は3万6000円、6000ccを超えると11万円となる。日本自動車工業会(会長:豊田章男)の資料によると、日本で車を保有しているだけでかかる税金(13年間保持した場合)は、イギリスの約2倍、ドイツの約5倍、アメリカの約29倍となっている。
また、JAFによるアンケート(2020年・有効回答者数:約17万人)でも、「非常に負担を感じる」が全体の58%、「負担に感じる」が32%、「負担に感じない」という強者は全体のわずか0.4%に過ぎない。こういう制度に見直しのメスが入らないのも、世帯当たりの普及台数が都市部(東京、大阪、神奈川)で極端に少ないこともあるのかもしれない。
各国、それぞれ事情が異なるだけに一概に比較できるものではないだろうが、経済産業省では2019年に最大4500円の引き下げを実施。公式サイトでは「制度創設以来初めてです」と自信満々の様子だが、「※ただし新車に限る」という注釈付きに、腰くだける人も多いだろう。
「年間で数万円でしょ?スマホ代の方が高いわよ」とのご意見もあるだろうが、自動車税のほか、自動車重量税、ガソリン税、さらには車検(もちろん消費税も)と、とにかく自動車に関する税金は高い。なかでも、毎年毎年問答無用に納めなければならない「自動車税」は、マイカー所持者にとって痛すぎる出費だ。とはいえ、払わなければ督促状が届くだけなので、5月末の納付期限までにしっかりと納めたい(あと、固定資産税も)。
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