大阪市が医師募集、ワクチン大規模接種で1日3.5千人対応へ

2021.5.13 20:05

大規模接種会場での問診に協力できる医師の募集要項(5月13日・大阪市役所)

(写真2枚)

大阪市は13日、市長定例会見にて新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関する対策を発表。すべての年代に迅速におこなうため、6月以降に大規模接種会場を新設するほか、同会場で問診などがおこなえる医師を5月17日から募集する。

今回、市が医師を募集する大規模接種会場は「インテックス大阪 1号館」(大阪市住之江区)で、設置期間は6月以降に約3カ月間。使用するワクチンは国で承認が予定されているモデルナ社製ワクチンで、当初1日3500人の接種に対応し、市の担当者によると人員確保など環境が整えばさらに増やしていくという。

その人員確保のため、市では問診や接種後の状態観察などがおこなえる医師を募集。募集要件は医師免許を持っている人で、報酬は平日(月〜土曜)が日給10万5000円、休日(日・祝)が12万円で、時間は朝9時から夜9時までに1日6時間以上の勤務だが、日数や時間、曜日などは柔軟に対応するとのこと。

会見で松井市長は、「少しでも早く、ワクチン接種を希望される方が接種できるよう、医療従事者と一丸となってコロナを抑え込みたいと思っている。医師会に所属されていない医師の方もぜひ応募していただいて、ご協力をお願いしたい」と呼び掛けた。申し込みは5月17日から、大阪市行政オンラインシステムで受付開始。

取材・文・写真/岡田由佳子

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