待望の朝夏まなと・明日海りお・望海風斗トートの『エリザベート』生中継

2021.3.28 12:01

宝塚での上演時にはかなわなかった夢のキャスティングも話題のガラ・コンサート。幅広く生中継されることが決定

(写真1枚)

ウィーン発の大人気ミュージカル『エリザベート』が、宝塚歌劇団雪組での日本初演から25周年を迎え、『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』が、4月5日から5月5日まで大阪と東京で上演される。

宝塚の歴代出演者がさまざまなバージョンで競演、全27回の公演でほぼ毎回キャストが違うため、幅広く3公演のライブ・ビューイング、6公演のライブ配信が決定。さらに全バージョン収録のDVDが発売されることも発表された。

5年ぶりの開催となる今回の『エリザベート スペシャル・ガラ・コンサート』は、2014年上演の花組メンバーと、2016年上演の宙組メンバーが新たに加わっているのが特徴。

生中継では元宙組トップスターの朝夏まなと、元花組トップスターの明日海りおが、当時のトートの衣装で再び「黄泉の帝王」に挑む「フルコスチュームバージョン」が披露される。

最初のライブ配信は「フルコスチューム’16宙組ver.」の4月7日17時公演。2017年に宝塚を退団後、女優として目覚ましい活躍を見せる朝夏が、エリザベート役の実咲凜音たちを相手にどのようなトート像を見せるか楽しみだ。

5月1日のライブ配信&ライブ・ビューイングでは、元星組トップスター・北翔海莉のフランツ、花組時代に朝夏と多数共演した現雪組トップスター・望海風斗のルキーニという豪華な配役も実現した。

明日海りお主演の「フルコスチューム’14花組ver.」では、明日海の相手役だった蘭乃はなと花乃まりあ、2人のエリザベートの回をライブ配信(4月10日・24日)。4月24日17時公演はライブ・ビューイングもおこなわれる。明日海はトップお披露目公演となった当時とは、また違った味わいのトートで魅了するのではないだろうか。

さらに2014年の花組公演ではルキーニを熱演した望海風斗は、宝塚歌劇団を4月11日に退団後、今コンサートに参加。初めてトート役に挑む「アニヴァーサリースペシャルバージョン」の5月3日17時・5日13時千秋楽公演がライブ配信され、千秋楽は映画館でも生中継される。

卓越した歌唱力の持ち主で、自身の初コンサート『NOW! ZOOM ME!!』では『エリザベート』の「私が踊る時」を堂々と披露した望海が、同期の夢咲ねね(ACT1)・明日海りお(ACT2)が演じるエリザベートを相手に渾身のステージを繰り広げる。

なお5月5日の公演には、七海ひろき(ルドルフ)、純矢ちとせ(ゾフィー)、大月さゆ(マダム・ヴォルフ)と、ほかにも同期の89期生がそろっているのが心憎い。

映画館でのライブ中継は各回5000円、3月29日より先行抽選販売開始。全6公演のライブ配信は、各回4000円(「Go To イベント」適用で3200円)。「Rakuten TV」などで配信される。3月29日より発売開始。詳細は公式サイトへ。

公演DVDは全バージョンを収録した3枚組で13200円。4月5日初日の「アニヴァーサリー25周年スペシャルver.」を全編収録、そのほかの「フルコスチュームver.」や「アニヴァーサリーver.」がダイジェストで収録される。9月24日発売予定。

文/小野寺亜紀 

『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』

●ライブ・ビューイング
日程:2021年4月24日(土)17時開演(フルコスチューム’14花組ver.)、5月1日(土)12時開演(フルコスチューム’16宙組ver.)、5月5日(水・祝)13時開演(アニヴァーサリースペシャルver.)
料金:各回5000円

●ライブ配信
日程:2021年4月7日(水)17時開演(フルコスチューム’16宙組ver.)、4月10日(土)12時開演(フルコスチューム’14花組ver.)、4月24日(土)17時開演(フルコスチューム’14花組ver.)、5月1日(土)12時開演(フルコスチューム’16宙組ver.)、5月3日(月・祝)17時開演(アニヴァーサリースペシャルver.)、5月5日(水・祝)13時開演千秋楽(アニヴァーサリースペシャルver.)

視聴方法:「PIA LIVE STREAM(ぴあ)」「Streaming+(イープラス)」「Rakuten TV」「U-NEXT」にて配信
料金:各回4000円 (「Go To イベント」適用で3200円)、公演プログラム郵送サービス付きチケット各回6000円(「Go To イベント」適用で4800円)

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