走るホテル・寝台列車「瑞風」、料理監修に新しく3人を選出

2021.3.24 20:45

記者会見の様子。「新たな立ち寄り観光地である香住の大乗寺(別名応挙寺)では、光の加減で墨で書いた松の絵が立体的に浮かび上がる円山応挙の真筆による襖絵を鑑賞できます」とJR西日本の室博本部長(左)(3月24日・大阪市内)

(写真4枚)

4月14日より約1年2カ月ぶりに運行を再開するJR西日本の豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」。その魅力のひとつ、沿線の食材や器などを使った食事を担う「食の匠」が、新たに3人加わると3月24日に発表された。

これまでも料亭「菊乃井」(京都市東山区)の村田吉弘氏ら6人の料理人たちが「食の匠」として料理を監修。新たな人選について、料理部門のプロデュースを務める門上武司さんは、「食材に対する思いはもちろん、文化・歴史など地域を知り、料理を高めている料理人を選定しました」と話す。

まず、島根県奥出雲町に店を構える和彩空間「たち花」の主人・立花秀明さんは、「旅でないと食べられないもの、特に川魚に力を入れており、奥出雲サーモンやスッポン料理をお届けしたいです」とこだわりを紹介。

そして、島根県浜田市にある「Mia paese」の竹中厚志オーナーシェフは、「おいしいものに恵まれた土地にある店なので、魚介を中心にした料理で、みなさんに幸せをお伝えできれば」と続ける。

さらに広島県広島市「hiroto」の廣戸良幸オーナーシェフは、「温暖な瀬戸内の食材にこだわり、心に残るひと皿を提供していきたいです。地元産のチーズや和牛のおいしさが新たな発見です」と語った。

彼らの料理提供は10月以降の運行分からで、10月〜2022年2月の出発分は4月7日〜6月7日に受付。運行再開にあわせて車内の換気対策、食事は部屋で提供するなど、新型コロナウイルス感染予防対策も万全に努めるという。

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