ホリプロ60周年記念映画、主役に抜擢「プレッシャーが・・・」

左から井樫彩監督、優希美青、井上祐貴
壁井ユカコの小説を映画化した『NO CALL NO LIFE』の関西公開を記念して20日、「テアトル梅田」(大阪市北区)で舞台挨拶がおこなわれ、俳優の優希美青(ゆうきみお)、井上祐貴、井樫彩監督が登壇した。
同作は、芸能事務所「ホリプロ」の60周年を記念した映画。優希が「プレッシャーがすごかった」と言えば、井上も「ホリプロ60周年という大きな看板があって、自分にできるのかと不安が大きかった」と重圧を感じていたそう。
親の愛情を受けずに育ち、切ない道をたどる高校生、佐倉と春川の恋を描いた物語。優希は、「監督から、私のなかにある闇の部分が役に似ていると言われました。だから、自分にとって大変だった時期を照らし合わせて役作りしました」と、シリアスな気持ちを意識して芝居に臨んだ。
一方の井上は、「春川という役に引っ張られるところがありました。1日の撮影が終って、その夜に役が抜けてしまうと、次の日に春川に戻ることが難しいくらいでした。良くも悪くも切り替えができなかったんです」と、役にのめり込んだと話す。井樫監督も、「井上くんは気持ちが沈んだシーンを撮ったら、そのあともずっと沈んでいた」と裏話を明かした。
優希は、「いろんな捉え方ができる映画。その感想を1人ひとりに聞きたいくらい、大好きな映画になりました。この作品に全身全霊で賭けたので、もっとたくさんの方に届いて欲しい」と、かなり思い入れの強い作品になったという。
井上も、「(自身が演じた)春川とお母さんが対峙するシーンがありますが、あのシーンを撮り終えたあと、初めての感覚になりました。何かを得ることができた作品です」と自信を深めることができたと語った。映画『NO CALL NO LIFE』は全国公開中。
取材・文・写真/田辺ユウキ
『NO CALL NO LIFE』
脚本・監督:井樫彩
原作:『NO CALL NO LIFE』壁井ユカコ(角川文庫刊)
出演:優希美青、井上祐貴、山田愛奈、駒木根葵汰、ほか
配給:アークエンタテインメント
(C)2021 映画「NO CALL NO LIFE」製作委員会
関西の映画館:テアトル梅田、イオンシネマシアタス心斎橋、ユナイテッド・シネマ橿原(以上3月19日〜)、元町映画館(3月20日〜)
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
【大阪・関西万博2025】最新情報まとめ!地元編集部が取材してわかった、人気グルメから穴場スポットまで
NEW 15時間前 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
NEW 2025.9.14 08:30 -
「何度も見たくなる」ファン続出、宇治×京アニ秘話[PR]
2025.9.12 17:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.9.12 14:00 -
万博・ポーランド館で人気、現地さながらの体験とは?[PR]
2025.9.12 13:30 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
2025.9.12 10:00 -
万博で日本一やかましい祭!?三重の魅力を1日で堪能[PR]
2025.9.12 07:00 -
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.9.11 12:00 -
カード利用で街がもっと便利に。アメックスで繋がる輪[PR]
2025.9.8 07:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.9.1 10:00 -
グラングリーン大阪で食べる、買う、楽しむ! 14選[PR]
2025.8.29 10:00 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00 -
関西人なら違和感に気付く!? 8コの異変探し[PR]
2025.8.28 08:00 -
新しいものを全力で楽しむ!OMOろい旅 in 熊本[PR]
2025.8.25 09:00 -
大阪ビアガーデン2025年版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.22 12:00 -
25周年「アンパンマン列車」で、ゆかりの高知へ[PR]
2025.8.6 11:50 -
京都・滋賀のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.23 13:00 -
奈良のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.7.15 15:00 -
関西のおすすめ音楽フェス・2025年最新版
2025.7.9 09:00 -
【カメリア・マキの魔女占い】2025年下半期の運勢は?
2025.7.1 00:00 -
神戸のおすすめビアガーデン2025年最新版
2025.6.30 11:00