神戸の繁華街・三宮と海エリアを結ぶバス、4月より定期運行

「ポートループ」の運行ルート。三宮駅前とウォーターフロントを結ぶ(提供:神戸市)
神戸市の繁華街・三宮駅前とメリケンパークなどのウォーターフロントエリアを結ぶ、連節バス「Port Loop(ポートループ)」。2017年から実証実験を重ねた同バスが、4月1日から定期運行を始める。
港町のイメージが強いものの、中心部の三宮エリアから歩くと港まで20分以上も離れていることが、これまで観光のひとつのネックとなっていた神戸市。
実証実験を経て、昨年末には一般投票で「ポートループ」と名称が決定し、「三宮駅前→KIITO前→新港町→ポートタワー前→ハーバーランド→ポートタワー前→新港町→ポートオアシス→三宮駅前」のルートで、定期運行をスタートする。
車両は2台をつないだ連節バスで、「神姫バス」(本社:姫路市)が運行実施。運賃は大人210円(小児110円)で、1日の便数は平日19便、休日21便と、約30分ごとに運行だが、7月以降はバスの台数を2台から4台に増やし、約20分ごとになるという。
2両がつながり、どこか路面電車を思わせる連節バス。社会の高齢化やCO2削減の観点から、昨今では全国的に次世代型の路面電車「LRT(ライト・レール・トランジット)」が見直されており、久元喜造神戸市長も、市長就任前から「LRTを導入できないか」と公言している。
今回の連節バスとの関連について、3月11日の市長定例会見で「(バス運行がLRTに)つなげられれば夢のある話」と話した久元市長。
「具体的な計画はない」と前置きしつつも、「三宮はバスターミナルも、東遊園地も、第2突堤エリアも、市役所も変わる。駅前からウォーターフロントへの流れが大きく変わり、訪れる人や働く人が増えて採算が見込めるようになれば、敷設を展望したい」と語った。
なお、神戸市バスのIC定期券(210円均一区間)を持っていれば、ポートループに追加料金なしで乗車できるほか、2022年3月末までの期間限定で、緑色のレトロ観光バス「シティー・ループ」が100円で乗車できる(通常260円)など特典も。遠方の旅行が難しい今、近隣エリアの再発見に活用できそうだ。
取材・文・写真/合楽仁美
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