店長は「ネコ」、兵庫・姫路でウワサの無人古本書店

お客をじっと待つ店長はるたん
ネコが店長を務める、しかも無人の書店「二階町三番地書店」(兵庫県姫路市)が今年オープンし、本好き&ネコ好きの間で話題を呼んでいる。
約4畳半の店内はお客が2組も入れば満員になる同店は1月にオープン。小説や人文書、絵本、エッセイなど約800冊並び、まるで本の小部屋のよう。選書は、実店舗を持たずに播磨地域でブックイベントなどを手掛ける「陽文庫」が担当するほか、棚の1区画を月額1000円~2000円で貸し出し、希望者は本を持ち込んでもらい販売もできる。
運営しているのは、もともとこの場所にあった2軒隣のコミュニティスペース「そらにじひめじ」。生きづらさを抱えた人の交流拠点として2018年秋からに開設されたが移転した後に、物置状態に。そこで有効活用できるように思いついたのが、人手が必要のない無人書店だったそう。
そんなところに時折やってくるのが、ねこ店長はるたん(オス、推定5歳)だ。人見知りもしない性格で、どんなお客さんにもすりすりとウェルカム。その人懐っこさは、猫好きでなくても、メロメロになってしまいそうだ。
実は、はるたん店長は、もともと地元では有名な野良猫だったが怪我した際に、ボランティアが保護。完治後は「そらにじひめじ」で引き取られることとなり、店長としての役割を得たという。「本好きの方々はもちろん、はるたんに会いに来る常連さんもいますよ」とは、古書店の世話役でもあるだいすけさん。
なんのお店か分からずともふらりと立ち止まってくれる人も多いそうで、設置された椅子に座って本をじっくり読んで選ぶ人も。支払いは、巻末の値札を来店客が確認し、会計箱にいれるかキャッシュレス。おつりが必要な際などは「そらにじひめじ」で対応してくれる。
ねこに見守られながらの本探し、実に癒やしの空間だ。貸し棚のオーナーは募集中。今後は、読書会やブックイベントも開催予定。営業は11〜20時。
取材・文・写真/いなだみほ
「二階町三番地書店」
2021年1月1日(金)オープン
住所:姫路市二階町3
時間:11:00~20:00(緊急事態宣言以降は21:00予定) 水曜休
電話:050-3746-4571(そらにじひめじ)
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪のランチ難民は必見!京野菜ブッフェがオープン[PR]
NEW 2023.12.8 12:00 -
神戸のホテルで贅沢に、アフタヌーンティー2023年最新版
2023.12.7 14:00 -
京都のホテルで楽しむ、アフタヌーンティー2023年最新版
2023.12.7 11:00 -
大阪のホテルが手がける、クリスマスケーキまとめ2023
2023.12.7 11:00 -
ホテルで贅沢に…大阪アフタヌーンティー2023年最新版
2023.12.5 12:00 -
宿泊でお土産がランクUP、宮崎県の割引クーポン[PR]
2023.12.4 07:00 -
ケーキも充実、クリスマスはスイスホテルが狙い目![PR]
2023.11.30 14:00 -
12月限定、京都府の「旅行割引」がお得すぎる![PR]
2023.11.30 07:30 -
関西のうまいもん!出汁にこだわったローソンうどん3品[PR]
2023.11.28 11:00 -
大阪で気軽にスポーツ、おおさかネクスポ2023へ[PR]
2023.11.24 14:00 -
大阪のイルミネーション 2023
2023.11.24 11:00 -
【兵庫編】今買いたい、手土産まとめ
2023.11.20 15:00 -
【大阪編】今買いたい、手土産まとめ
2023.11.20 15:00 -
【京都編】今買いたい、手土産まとめ
2023.11.20 15:00 -
ホテルで甘いものを満喫、関西スイーツブッフェ・リスト
2023.11.15 13:00 -
淡路島の観光&おでかけ&グルメスポット、2023年最新版
2023.11.15 12:00 -
Lmaga.jpの編集アルバイト募集
2023.11.15 07:00 -
京都のおすすめ観光&グルメ&イベント…2023最新版
2023.11.10 11:10 -
京都のイルミネーション 2023
2023.11.6 11:00 -
関西から70分!はじめての宮崎旅まとめ[PR]
2023.11.2 14:00 -
ライトアップで幻想的な関西の紅葉 2023年版
2023.10.17 10:00