ウイスキーのテイスティングもOK、オンラインで工場見学

2021.2.6 17:15

ナビゲーターと一緒に、ウイスキーの製造工程を見学

(写真9枚)

「シングルモルトウイスキー山崎」などを製造する「サントリー山崎蒸溜所」(大阪府三島郡)が、2月6日からオンライン上で工場見学ができる有料配信をスタート。自宅にテイスティングキットが届き、解説を聞きながらウイスキーの試飲が楽しめる。

ウイスキーづくりの現場を体感してもらうため見学ツアーを実施し、年間約13万人が訪れていたという同蒸溜所。しかし、2020年2月以降はコロナの影響で一般見学を休止しており、ツアー再開を望む声が多く寄せられていたという。また従来から、遠方在住のためなかなか参加できないという声もあり、どこからでも参加できる有料配信が企画された。

事前に送られるURLからZoomで参加すると、画面上にナビゲーターが登場し、生中継の臨場感たっぷりの映像とともに、製造工程を細かく解説。また「発酵槽の中など実際のツアーではじっくり見ることができないような部分にもカメラが入り、オンラインならではの目線にも注力した」(サントリー担当者)というこだわりポイントも。

クイズが掲示されるので、楽しみながら参加できる

途中、「山崎蒸溜所にご来場いただいたことは?」というアンケートや、「○○の分け前の『○○』とは何でしょう?」などクイズの提示、そしてチャット欄にて質問にも随時答えてくれるので、まるで現場で参加しているように楽しむことができる。

その後、自宅に届くキット(シングルモルトウイスキー山崎180mlと山崎ロゴ入り特別グラス)で解説を受けながらテイスティング。その後、おいしいハイボールの作り方やマリアージュの楽しみ方まで伝授してくれ、約60分間充実した内容となっている。

サントリースピリッツウイスキー事業部・本山峰之部長は、「オンラインだからこそできるライブ感にこだわった。継続的にウイスキーの魅力、品質を伝えることで、将来にわたってウイスキーファンを創出していきたい」と話す。

参加費は3000円(キット込・税別)。事前予約制で定員は各回先着200人(2月は各回先着100人)。「山崎蒸溜所」のほか、山梨県の「サントリー白州蒸溜所」でも同様に有料配信が実施される。コロナ収束後も継続していく予定だという。

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