コロナ禍でのヒット商品、冬に扇子!? 外食での飛沫対策に

顔に沿ってカーブを描く扇子なので、鼻から口もとをしっかり隠して使用。手にしているのは「じぇんとるまる」(奥)、「ひかりのきせつ」
涼感を得るために仰ぐ夏の風物詩・扇子・・・が、冬の今、感染防止対策として、売れ行きが伸び続けているのが「Hello sensu(ハローセンス)」だ。マスク代わりに鼻から口を覆い、食事中でも重宝すると話題になっている。
カーブを描いて顔をすっぽり囲む同商品を企画したのが、アパレルブランド「バスコ」(福岡県福岡市)。今、悩みのもとでもある、マスクやフェイスシールドをつけたままでは食事が難しいという問題点に目をつけて、2020年9月に商品化した。
アパレルのパタンナーが製作に加わり、口もとを覆うような立体的な構造に。しゃべる度にマスクをつけたり外したりする手間も必要もなく、口を開けるときはサッと優雅に扇子を口元にあてるだけ。表面は抗菌加工済で、ポリプロピレン製なので、水洗いできるため、繰り返し利用でき、使用後はコンパクトに折りたためる。
1枚1500円という気軽さもあり、9月に第1弾1500枚を販売したところ1カ月経たずして完売、10月に3000枚準備し、こちらも即完売、今や月に2000枚ペースで売れているという。
実際に入荷し、ヒットを実感しているという「阪神梅田本店」(大阪市北区)のバイヤーは、「コロナ禍で服の売れ行きが厳しいなか、ブランドのオリジナルテキスタイルを使ってこのようなアイテムを展開されていることに感銘を受けて入荷したのがきっかけです。今や口コミで、お越しいただくお客さまもいらっしゃいます」と話す。

30〜40代の女性を中心に、自分用はもちろん、家族や友だち用など大量購入する人もいるそうで、男性も女性へのプレゼントとして購入している人が少なくないという。また「バスコ」側には、「優雅に対策できて愛用しています」「食事中はマスクを外すのがいつも気になっておりました。素敵な発想で扇子という日本に昔からあるアイテムのアイデアは素晴らしいと思います」という感謝のメッセージが届いているそうだ。
最初は同ブランドのオリジナルテキスタイルをもとにデザインした3柄からスタートしたが、現在は5柄。またこちらは別売りストラップもあり、それを利用すればテーブルの上に置くことなく、首からさげることができる。
「今後はユニセックス、エイジレスで使えるデザインを目指しており、より幅広い方々にご使用いただけるデザインを企画しております。また福岡発祥とあり、博多織とコラボした新柄を2月下旬には販売予定です」とのこと。今後は新スタイルの扇子が、1年を通して、ファッションアイテムと同時に、食事中の優雅な感染対策としても広まっていくかもしれない。
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