総勢400名の大阪人によるエンタメ祭り「街から元気を」

『ハルまちフェスティバル』のオンライン会見に出席した演出家・中立公平(左)と上方落語協会会長の笑福亭仁智(1月22日・天満天神繁昌亭)
伝統芸能から現代ミュージカルまで、総勢400名の大阪人がさまざまなエンタテインメントを発信するフェスティバル『ハルまちフェスティバル』が、2月6日~3月末の約2カ月に渡って開催。そのオンライン会見が、1月22日におこなわれた。
芸術監督を務める演出家・中立公平は、フェスティバルの狙いについて「エンタテインメントはいかに街と結びつき、どれだけ元気を与えてきたかを表現したい」と説明。
「伝統芸能と現代、アマチュアとプロ、そして街に集まれない人と人との間。そういったいろんな所に橋をかけて、みなさまに元気になっていただけたらと思います」と語る。
なかでも特に、上方落語のプログラムが充実。桂文枝など著名な落語家が日替わりで登場する生落語会(2月14日・20日・26日)、ワイプの実況やカメラワークの演出を入れたオンライン落語会(2月6日)に加え、次世代の噺家36名の落語をアーカイブで鑑賞できるチャンネルも開設される。
3月には、ドイツ発の傑作ミュージカル『地下鉄1号線』の日本人キャスト版を上演(3月21日・22日)。会場となる新世界や天王寺に住む人々の物語に改訂され、観客がヘッドホンでセリフや音楽を聞きながら、実際の街を歩いて物語の場面に出合っていくという、ミュージカルと街歩きをかけ合わせた作品だ。
これ以外にも、越前屋俵太をナビゲーターに、関西のだんじりの魅力を紹介するコンテンツ『だんじり in 大阪』(2月頃に配信)や、文楽の代表作『曽根崎心中』ゆかりの地をめぐるオンラインツアー(3月10日)、大阪市内の高校の吹奏楽部員たちが道頓堀をクルーズしながら演奏する『水上吹奏楽コンサート』(3月14日)などが実施される。
会見に出席した上方落語協会会長の笑福亭仁智は、「大阪の芸能を大成したのは、街の人の力だけど、ここしばらくは観る側とやる側に距離があったかも。お互いが『いいものを見せよう』『いいものを観て生活したい』と近くにある豊かな時代が、また新しく来るようになれば」と、演者と観客の距離が縮まることに期待した。各イベントの詳細は、公式サイト参照。
取材・文/吉永美和子
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