震災ドラマが映画化、柄本佑・尾野真千子「神戸にお伺いしたかった」

2021.1.16 07:45

ビデオメッセージで登場した主演の柄本佑

(写真8枚)

2020年1月にオンエアされて反響を集めたNHKドラマを再編集した映画『心の傷を癒すということ<劇場版>』。その完成披露試写会が15日、OSシネマズミント神戸(神戸市)にて実施され、企画した京田光広氏とドラマ版総合演出・安達もじり氏のトークイベントに、主演の柄本佑と尾野真千子がメッセージコメントを寄せた。

同作は、1995年1月17日の阪神淡路大震災で、自ら被災しながらも被災者の心のケアに取り組んだ精神科医・安克昌さんの著書を題材とした人間ドラマ。

安克昌さんをモデルにした主人公・和隆を演じた柄本佑はビデオメッセージのなかで「まさか劇場版としてみなさんに観ていただけるとは思っていなかったので、感動しています」と喜びのコメント。

神戸でおこなわれたロケの合間に街を散策したそうで、「自分の肌に合う街でした。とても暮らしやすそう。早くまた、神戸ロケの作品にであいたい」と、震災からの復興を遂げた神戸の街をすっかり気に入った様子。

和隆の妻・終子役の尾野真千子は「本当は完成披露試写会にお伺いしたかったのですが・・・」と新型コロナウイルスの影響で来場が叶わず残念そうな表情を浮かべながらも、「この作品は観たこと、感じたことを伝えたくなるし、受け継いでいきたくなる作品。温かくやさしいメッセージがひとりでも多くの人に伝わってほしいし、伝えていってほしい」と作品にこめた想いが広がるように願った。

震災後の心のケアに尽力した安克昌さんを柄本佑が演じた。(C)映画「心の傷を癒すということ」製作委員会

ドラマ版では総合演出を担当した安達氏は、「撮影のとき、行く先々で『こういう題材のドラマを作ろうと思います』と丁寧に説明していました。そして涙が出るくらい、みなさんがきれいな気持ちでご協力してくださったんです。避難所のシーンの撮影では300人くらいの地元の方が参加してくださいました。神戸のみなさんと一緒に作らせていただきました」と、神戸の人々の支えに感謝。

企画した京田氏は今回の完成披露試写会について「このタイミングで緊急事態宣言が発令され、オンラインでやったほうが良いのではないかと考えましたが、劇場含め関係者のみなさんが『劇場でやりましょう』と言ってくれた。あらためてこの作品は劇場で上映しなければならないと思いました」と、神戸の映画館で同作を上映することの意味を感じたという。

そしてトークの最後に安達は、「この作品は安先生の本からはじまった。映画をご覧になった方は、安先生の本も呼んでみてください」と呼びかけた。

『心の傷を癒すということ<劇場版>』は1月29日より全国順次上映。関西では2月12日よりシネ・リーブル梅田、OSシネマズミント神戸ほかにて公開される。

取材・文・写真/田辺ユウキ

『心の傷を癒すということ』

脚本:安克昌「心の傷を癒すということ 神戸...365 日」 (作品社)
脚本:桑原亮子
出演:柄本佑、尾野真千子、濱田 岳、森山直太朗、浅香航大、清水くるみ、上川周作、 濱田マリ、谷村美月/キムラ緑子、石橋 凌、近藤正臣 ほか
配給:ギャガ
(C)映画「心の傷を癒す いうこ 」製作委員会

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