朝ドラおちょやんの松竹新喜劇「うちの親父を悪く書くなよ」

2020.12.11 07:45

「うちの親父を悪く書くなよと、さんざんNHKさんにお伝えしました」と冗談めかした口調で語る渋谷天外(12月10日・大阪市内)

(写真3枚)

連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)のヒロイン・千代のモデルとなった浪花千栄子が在籍していたことで、あらためて注目を集めている「松竹新喜劇」。座長の三代目渋谷天外と看板役者の藤山扇治郎が、新春公演の会見で同朝ドラについて語った。

同ドラマで千代の相手役となる喜劇役者・天海一平は、「松竹新喜劇」創始者で三代目の父にあたる二代目渋谷天外がモデル。

そのため、「うちの親父を悪く書くなよと、さんざんNHKさんにお伝えしました」と、天外は冗談めかした口調で語る。

その一方で、演じるのが俳優・成田凌ということで「えらい男前で、(父は)あんなカッコよかったか? と思った(笑)」と楽しげに話した。

天外自身も、千代が出入りすることになる映画撮影所の守衛役でドラマに出演。「ロケ撮影とスタジオ撮影の間に、自宅で転落して背骨を骨折しましたけど(笑)、楽しい現場でしたし、思い切り傷跡を残しました」と、役者根性と演技への自信を同時に見せた。

新春公演では、40歳も年の離れた嫁をもらった父親が、息子にそのことを隠そうとすることで起こるドタバタを描いた喜劇『二階の奥さん』に出演。

「25歳ぐらい年下の人と付き合ったことはありますが(笑)、手をつながれるのも恥ずかしいので、40歳違いはどうなんだろう? と。その辺で、おもしろさが出ればと思います」と抱負を語った。

一方の扇治郎は、お互いの親同士が恋に落ちた、男女の漫才師のトラブルを描く『鴨八ネギ次郎』に出演。「浪速の喜劇王」と言われた祖父・藤山寛美も演じたネギ次郎役に挑戦する。

「舞台は10カ月ぶりなので、初舞台のような気持ち。おもしろい本ですし、(相手役の)泉しずかさんは頭の回転の早い方なので、一緒にいい作品ができるようにしたいです」と気合を見せた。

『初笑い!松竹新喜劇 新春お年玉公演』は、2021年1月1日~7日に「南座」(京都市東山区)で開催。

昼公演は『二階の奥さん』、夜公演は『鴨八ネギ次郎』を上演し、どちらも終演後に渋谷と藤山、ゲスト出演する久本雅美の新春ご挨拶あり。チケットは1等6000円、2等3000円、3等2000円で、現在発売中。

取材・文・写真/吉永美和子

『初笑い! 松竹新喜劇 新春お年玉公演』

日程:2021年1月1日(祝・金)~7日(木)
会場:南座(京都市東山区四条大橋東詰)
料金:1等席6000円、2等席3000円、3等席2000円
電話:0570-000-489

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