京都・二条城前に、歴史感じる高級ホテル開業

2020.11.3 08:45

ラウンジからの眺望。中庭を建物が取り囲むような造りで館内のどこにいても自然の美しさを感じることができる

(写真19枚)

世界遺産「二条城」(京都市中京区)前に11月3日、宿泊施設「HOTEL THE MITSUI KYOTO(ホテル ザ ミツイ キョウト)」が開業。三井不動産グループによる最高峰ブランドとなる。

250年にわたって三井総領家の居宅があった由緒ある土地に立つ同ホテル。1703年創建の荘厳な梶井宮門、ロビー&ラウンジの床から天井まで達する窓から見える伝統的な庭園、寝殿造が現代的に解釈された建築様式で、京都の歴史を感じる空間となっている。

庭園を望むテラスを備えたバー&ラウンジ「THE GARDEN BAR(ザ ガーデン バー)」では、アフタヌーンティー(4800円)に注目を。「開化堂」の菓子缶や茶筒、「朝日焼」の茶器、「金網つじ」のハイティースタンドなど、京都の伝統工芸品に触れながら、優雅な時間を過ごすことができそうだ。

レストランは2つあり、「ガストロノミー鉄板」という新ジャンルを掲げたレストラン「都季-TOKI-」では、仏料理と日本料理の食事と調理法が融合。「オテル・リッツ・パリ」で日本人初のメインダイニング統括副料理長を務めた浅野哲也氏が腕をふるう。そして、イタリア料理「FORNI(フォルニ)」では、薪窯で焼き上げたピッツァやグリル料理が登場する。

また、敷地内の地下約1000mから湧き上がる天然温泉を活用したプール「サーマルスプリング」を地下に併設。水着を着用して、静けさに包まれ非日常的な感覚の温泉を提案。こちらは宿泊者のほか、スパトリートメントを受けると利用できる。

全161室の客室は日本の茶室を現代的に解釈し、堀川通に面した客室では、眼下に二条城が広がるロケーションも魅力。6タイプあるスイートのなかでも最高級の「プレジデンシャルスイート」は、213平米の広さを有し贅を極めた空間に。1泊130万円超えとお値段も最高級。開業宿泊記念として3月31日(予定)までは、宿泊料金は1泊1室98000円(税サ別)~。

取材・文・写真/天野準子

「HOTEL THE MITSUI KYOTO」

2020年11月3日(祝)オープン
住所:京都市中京区油小路通二条下ル二条油小路284
電話:075-468-3100

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