日本文化の神髄を示す「皇室の名宝」展、開催は京都のみ

2020.10.8 06:15

飛香舎襖 江戸時代・19世紀、宮内庁京都事務所、通期展示(この2面は前期展示・10/10~11/1)、紙本著色

(写真8枚)

2019年5月に天皇陛下が即位され、元号が「令和」に改まった。新たな世の始まりをことほぎ、皇室に受け継がれてきた名宝の数々を紹介する展覧会『皇室の名宝』が、10月10日より「京都国立博物館」(京都市東山区)でおこなわれる。

宮内庁三の丸尚蔵館の所蔵品約80件を中心に、約100件の宝物が紹介される本展。出展物は、絵画、書籍、衣装、調度など多岐にわたり、連綿と受け継がれてきた日本文化の神髄を堪能できる。

なかでも江戸時代の画家・伊藤若冲の代表作《旭日鳳凰図》と《動植綵絵》(8点)や、京都御所・飛香舎のしつらいが100年以上の時を超えてよみがえるのは大きな見どころだ。

また、令和の大嘗の儀を飾った悠紀・主基屏風(新天皇が即位後におこなう大嘗祭に、穀物等の神饌を献じる悠紀地方、主基地方の四季の情景を描き、両地方を詠み込む風俗歌の色紙形を添えた屏風。令和度の悠紀地方は栃木県、主基地方は京都府)も必見である。

今年は新型コロナが猛威を振るい、多くの人にとってガマンの1年となっている。しかし、こんな時だからこそ自らの足もとを見つめ直し、進むべき道を考えるべきだ。本展がその足掛かりとなるのでは。なお本展は京都のみの開催で巡回はない。また新型コロナ対策として事前予約制(日時指定券)となっている。詳細は公式サイトで確認を。期間は11月23日まで、料金は一般1800円。

文/小吹隆文(美術ライター)

『御即位記念 特別展 皇室の名宝』

期間:2020年10月10日(土)~11月23日(祝・月)※月曜休(11/23は開館)
時間:9:30~18:00
会場:京都国立博物館(京都市東山区茶屋町527)
料金:一般1800円、大学生1200円、高校生700円 ※公式サイトより事前予約制(日時指定券)
電話:075-525-2473(テレホンサービス)

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