【連載vol.8】見取り図リリー、マーベル展を観る

2020.9.20 20:30

アイアンマンのトニー・スタークのラボが再現されています。3分間隔で、アークリアクターが起動されるので、その姿をぜひ

(写真16枚)

アート大好き芸人「見取り図」リリーが、色々なアートミュージアムを実際に観に行き、美術の教員免許を持つ僕なりのおすすめポイントをお届けするという企画でございます。今回は「大丸梅田店」でおこなわれている『マーベル・スタジオ/ヒーローたちの世界へ』です。

今まではゴッホやミュシャ、横尾忠則先生などのアート展に行っていたのですが、マーベルはもう僕のなかではアート。それぐらいデザインがカッコいい! ちなみにマーベル・スタジオって? って方もいらっしゃるでしょう。簡単に言いますと、アメリカのヒーローを描いた漫画「マーベル・コミック」。これを映画化したのが「マーベル・スタジオ」です(さらに言うと、作品をまとめて呼ぶときは「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」です)。

このスタジオがとにかくヒットメーカー。2019年公開『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、世界歴代興行収入ベスト10の第1位です(約3080億円!)。ほかにも、『アイアンマン』『マイティ・ソー』『アントマン』とか、聞いた覚えがある人も多いはず。

なぜこんなに語るかというと、実は僕、オフィシャルに認められたマーベル芸人なんです。DVDの企画で芸人マーベル・クイズというのがありまして、運良く優勝。そのご褒美としてマーベル芸人を名乗っても良いということになったんです。ただ、それからまったくマーベルさんから音沙汰ありません! でも、ロケなどで関わらせていただいているので胸を張ってマーベル芸人と言わせてもらいます! でも、そんなことは良いんです。

ソーとハルクのバトルに、僕も参戦

世界各国で開催された『マーベル・スタジオ/ヒーローたちの世界へ」、日本では大阪が初。行きたいとウズウズしているファンは多いハズなんです。実際、僕もそうでした! まず入って、確認していきたいのは『アイアンマン』(2008年)から始まった22作品全部の公開時のポスター。アメリカ公開時なので日本のポスターと違うやつもあるのでマーベル・マニアにもたまりませんね。これ、全部かっこいい!

やっぱり、テンションあがるのは、マーク1からマーク7までのアイアンマンのスーツが並んでいるエリアです。これ最初はシルバーのアーマーだったんですが、どんどんと進化していくんですね。そのデザインの変遷がかっこいい。ワンルームのマンションに持って帰りたい。世界初のアイアンマンと同居したい。リリーが分けわからんことつぶやき出したと思った方、これ、まだ前哨戦です。

キャプテン・アメリカの金属ヴィブラニウムでできていると言われている盾や、ソーのムジョルニアや、ストームブレイカーといった武器。個人的にムジョルニア好きなんでうれしい(これ落とすと、地球が滅ぶんです)。これ全部実寸大。リアルに彼らの息吹を感じることができます。

これがソーのムジョルニア。実際には持ってはいけません、あくまでもフリで撮影

あと、気になったのは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で超一流スパイのブラック・ウィドウが乗っていた3秒で100キロまで到達するハーレーダビッドソン「Live Wire(R)」。実際に動くそうです。これも欲しい、乗って御堂筋を疾走したい。お金くばりおじさんこと、前澤社長プレゼントしてくれませんか?

ほかにも、等身大の世界最強最悪のラスボス・サノスや、『アイアンマン』の主人公トニー・スタークのインフィニティ・ガントレット。作品観てない方本当にすいません。テンション上がってめちゃくちゃマーベル用語出してもうてます! これと写真が撮れるんですよ。取材の合間に、何度かポケットから携帯を取り出していました。

そして、恥ずかしがらずに体験してほしいのが、天才外科医から魔術師へと転身した『ドクター・ストレンジ』の魔術。両手をぐるぐる回すとできます。世界に入り込みすぎて帰りの電車の中で魔術使いそうになりました。はたから見たら両手をぐるぐる回してる変なおじさんだったらことでしょう! 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのコーナーでは、グルートと一緒に踊れたりします。映画を観たことある人にしかわかりませんが、ベビー・グルートなんでめちゃくちゃかわいいです(編集部注:木のヒーロー。「私はグルート」しか言えない、温厚でオトボケキャラ。一度はバトルでその身を犠牲にしたが、小さなグルートとして復活)。ここでも、気付けば僕は踊っていました。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのコーナー。「グルートとレッツダンス」のコーナーで一緒にダンス(動画は、インスタグラム@mtrzlilyで検索してご覧ください)

最後に、最高なのは物販です。BEAMSのイベント限定Tシャツや、サノスのガントレットの貯金箱、めちゃくちゃおしゃれ。CITIZENのオリジナル時計とかまじで買おうか葛藤しましたが持ち金が全然足りてなく諦めました・・・。美術館は敷居が高いと感じている方は、マーベルで「鑑賞」を楽しむきっかけに!  また、今回でマーベルを知った方、なんかのときに「あぁ、ムジョルニアね」とか言ってみてください。

『マーベル・スタジオ/ヒーローたちの世界へ』

大阪を皮切りに、全国各地に巡回予定。実物大のヒーローや象徴するアイテムを展示し、マーベル映画の世界観をリアルに体感できる空間に。「大丸梅田店」13階特設会場にて、11月23日まで開催。料金は一般1300円、高大生1000円、小中生600円。

【見取り図の近況】

YouTube「見取り図ディスカバリーチャンネル」で相方の盛山と、いろんなバトルを繰り広げています。ときどき生配信もしているのでSNSでチェックもしくは、チャンネル登録を。「よしもと漫才劇場」に出演しているほか、家で楽しむなら「オンライン チケットよしもと」でライブ配信・ストリーミング配信を。

『MARVEL STUDIOS:A UNIVERSE OF HEROES マーベル・スタジオ/ヒーローたちの世界へ』

期間:2020年8月10日(祝・月)〜11月23日(祝・月)
時間:10:00〜19:30(20:00閉場)
会場:大丸梅田店 13階特設会場(大阪市北区梅田3-1-1)
料金:一般1300円、高大生1000円、小中生600円、未就学児は無料

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