ようやく初舞台生お披露目、宝塚月組の千秋楽を中継

『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』
11月1日に「宝塚大劇場」(兵庫県宝塚市)でおこなわれる、珠城(たまき)りょう主演、宝塚歌劇月組『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』千秋楽公演が、全国の映画館で生中継されると同時に、全編オンラインでライブ配信されることが決定した。
本来なら4月24日に開幕する予定だった同作は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、約5カ月遅れの9月25日に初日を迎える。第106期生のお披露目公演でもあり、異例の待機を余儀なくされた彼女たちが、ようやく同期生そろっての晴れ舞台に立つ。
四季折々の自然の美しさや、そこから生まれる心情をテーマにした日本物レビュー『WELCOME~』(作・演出:植田紳爾)は、坂東玉三郎が初めて宝塚歌劇の監修にあたることでも注目。歌舞伎だけではなく、舞台の演出、コンサートなど幅広い活躍を見せる玉三郎が、宝塚の伝統にどのような化学反応をもたらすのか楽しみだ。
ミュージカル『ピガール狂騒曲』は、シェイクスピアの傑作喜劇「十二夜」をベースとしつつ、1900年の古き良き時代のパリ・ピガールを舞台に恋の駆け引きを描く新作。空間の見せ方も巧みな原田諒が、「ムーラン・ルージュ」でのレビューシーンを織り交ぜてつくり上げる祝祭劇だ。
「十二夜」は双子の兄妹が登場し、素性を偽ることで恋愛模様が複雑になるおもしろさがあるが、今作ではどのような展開になるのか。月組トップスター・珠城りょうはジャックとヴィクトールというオリジナル名の二役を与えられており、中性的な雰囲気のポスタービジュアルからも新たな扉を開くのではないかと、期待が膨らむ。
またトップ4年目となる珠城と、トップ娘役・美園(みその)さくらは、同作の次の大劇場公演での退団を発表しており、思いの詰まった千秋楽公演となるだろう。
ライブ・ビューイングのチケットは、先行販売が9月21日から、一般販売は10月24日から。料金は全席指定で4700円。全編ライブ配信は「Rakuten TV」および「U-NEXT」にておこなわれる。販売は10月18日から、料金は3500円。いずれも11月1日13時開演の千秋楽公演で実施。
文/小野寺亜紀
宝塚歌劇 月組大劇場公演
JAPAN TRADITIONAL REVUE『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』
ミュージカル『ピガール狂騒曲』~シェイクスピア原作「十二夜」より~
●千秋楽ライブ中継
日時:2020年11月1日(日)13時開演
料金:4700円(全席指定)
●千秋楽全編ライブ配信
日時:2020年11月1日(日)13時開演
視聴方法:「Rakuten TV」および「U-NEXT」にて配信
料金:3500円
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