詩的な作品世界が魅力、ヤン・ヴォーが日本の美術館で初個展

「ヤン・ヴォー ーォヴ・ンヤ」会場風景
現在、世界で最も注目されている美術家のひとり、ヤン・ヴォー。彼の日本の美術館で初となる個展『ヤン・ヴォー ーォヴ・ンヤ』が「国立国際美術館」(大阪市北区)でおこなわれている。日本で同館のみ開催という貴重な機会だ。
ヤン・ヴォーは1975年ベトナム生まれ。ベトナム戦争の影響で4歳のときに父の手製ボートで祖国を逃れ、デンマークに移住した。デンマークとドイツで美術を学び、現在はベルリンとメキシコシティを拠点に活躍している。
彼の作品は、自分の経験、家族の歴史、社会的・政治的歴史から発しており、レディメイドの物、写真や手紙などの蒐集物、自分の周辺の大切な人の手によるものを組み合わせているのが特徴だ。社会的・政治的であると同時に詩的であり、その多面性が魅力(あるいは難しさ)と言える。

本展を担当する植松由佳主任研究員に見どころを訊ねたところ、「過去作から近・新作に至るまでヤン・ヴォーの全貌が見られること。彼の非常に詩的な展示空間では、既発表の作品でも別の作品と組み合わせることで、また異なる解釈が生まれる。そうした展示にも注目してほしい」と話した。
また「彼は、いわゆるボートピープルとしてデンマークに移り住んだ作家。1960~70年代のベトナムの歴史、ベトナム戦争、アメリカの影響といった歴史、政治史を知って鑑賞すると、作品理解がより深まる」とも。静謐で、詩的で、同時にヘヴィな一面を持つヤン・ヴォーの芸術世界を、この機会にじっくり味わってほしい。期間は10月11日まで、料金は一般1200円。
取材・文/小吹隆文(美術ライター)
「ヤン・ヴォー ーォヴ・ンヤ」
期間:2020年6月2日(火)~10月11日(日)※月曜休(8/10・9/21開館、8/11・9/23休館)
時間:10:00~17:00 ※入場は16:30まで
会場:国立国際美術館(大阪市北区中之島4-2-55)
料金一般1200円、大学生700円、高校生以下・18歳未満無料(要証明)
電話:06-6447-4680(代表)
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