まるでお弁当!? 京都の菓子研究家によるレモンスイーツ

2020.6.12 12:15

ゆで卵、コロッケ、ちくわの磯辺揚げ、おにぎりは、すべてレモンスイーツ

(写真10枚)

昔ながらのお弁当のようなスイーツセットを、「お菓子教室 シトロン」(京都市下京区)を主宰する人気菓子研究家・山本稔子さんが考案。5月31日に初めて販売したところ即完売、今後も不定期で販売する。

いなり寿司に見立てたシュークリームや、伊達巻きに見立てたロールケーキを詰めた寿司桶や、お菓子のおせちを手掛けてきた山本さん。「酒場檸檬」、「酒場完熟檸檬」を営むほど無類のレモン好きであり手がけたのは、「レモンの焼き菓子のお弁当」だ。

なかでも注目は、山本さん自身も大好きなちくわの磯辺揚げを模したビスキュイ(フランス語でビスケットやスポンジ生地)は1週間試行錯誤を繰り返した一品。黒と白のクランブルや自家製の色つき砂糖を散りばめることで、磯辺揚げの表面の色合いに。裏側も、ちゃんとちくわの穴のように凹んでいる。

ほかに竹皮風のボックスな中には、黒いペーパーを巻いたレモンのマドレーヌはおにぎりに、レモンのメレンゲはゆで卵、レモンのパートドフリュイ(フランスのゼリー状のお菓子)はたくわんに見立てられている。さらに、バランやお手ふき、カラメルソースが入ったソース用容器も入っていてお弁当気分を盛り上げてくれる。

今回の新商品については、「新型コロナウィルスの影響で菓子教室を休むことになり、時間ができたこともあるのですが、飲食業界の知り合いが、不慣れななかアイデアをしぼってお弁当を作る姿を見て自分もがんばってみようと思いました」と、山本さんは奮起した理由について話す。

レモンの焼き菓子のお弁当(2000円)は、インスタグラム(citrontokko)で告知し、山本さんが営む「ビストロセー」(京都市下京区)のデリコーナーで数量限定販売予定。レアなだけに、新しい手土産としても喜ばれそうだ。6月は14日・21日・28日に予定、7月以降は不定期販売。

取材・文/天野準子

「お菓子教室 シトロン」

販売日時:インスタグラムで告知(週に1回、週末に12:00~数量限定で販売)
販売:Bistrot C(ビストロ セー)
京都市下京区室町通仏光寺上ル白楽天町529

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