奈良で子鹿が誕生、写真家による絵本のようなSNSが尊い

2020.6.8 07:15

「森の小道 小さな子鹿に出逢いました まだ華奢な体 はっきりした鹿の子模様の子鹿ちゃん 何とも愛らしい元気っこ」と投稿された1枚(提供:マカリエツコさん)

(写真6枚)

現在、鹿の赤ちゃん誕生シーズン(5月中旬~7月頃)を迎えた奈良公園。園内では、可愛い子鹿がママ鹿に寄り添っている姿が多く見られる。

そんななか「#赤ちゃん鹿を見かけたら触らず驚かせずそっと見守ることがお約束」のハッシュタグを付け、まるで童話の世界のような可愛い鹿の写真を公開する女性写真家がいる。

写真教室の講師もつとめるマカリエツコさんは、鹿以外の被写体を撮影することもあるが、「四季折々に優しく穏やかに流れる鹿たちの物語を綴りたい」と長年、奈良の鹿を撮り続けている。

もともと、SNSにほとんど作品をアップしていなかったのだが、コロナ禍の外出自粛で時間ができたことから、自身の過去作品を載せはじめ、自粛解除にともない、今年の赤ちゃん鹿の写真もアップするように。フォロワー数はまだ少ないが、鹿の親子の絆を感じさせる写真が、ひそかに話題になっている。

マカリさんのSNSを見ると、鹿への配慮のハッシュタグ、そして鹿目線の心温まる言葉を添えることで、写真が絵本の1ページのような優しさにあふれている。たとえば、5月23日に投稿された身重の母鹿の写真には「体重制限引っかかっちゃったけど お腹空くのよね〜 生え変わりの冬毛がボサボサでも 最高に美しい 貴女はもうすぐおかあさん」という言葉が添えられた。「いつもにも増して、今日のコトバにぐっときました」とコメントが投稿され、ファンの心をつかんでいる。

赤ちゃん鹿を見つけた時は「愛しさで胸が熱くなります。この小さな愛しい命がすくすく育ちますようにと祈らずにはいられません」とマカリさん。また、子鹿撮影時に気をつけていることとして、「母鹿、子鹿をとにかく驚かせないように気をつけています」と語る。早朝や夕方に撮影することが多く、その理由として「人が少ないという理由もありますが、光のきれいな時間帯でその光を生かした写真を撮りたいから」と話す。

今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「奈良の鹿愛護会」が主催する『子鹿公開』(例年6月の1カ月間、春日大社境内地「鹿苑」にて開催)が中止になった。奈良を訪れることができなくても、マカリさんのファインダー越しに切り取られた可愛い鹿の赤ちゃんたちの優しい世界を楽しんでみては。

取材/いずみゆか

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