休業解除も悩めるライブハウス…現場の本音を聞いてみた

オープン当初より百花繚乱をテーマにさまざまな企画イベントやライブをおこなっている「梅田シャングリラ」(大阪市北区)
新型コロナウイルスの影響で2月下旬から休業を余儀なくされていた関西のライブハウス。大阪府は政府の要請を受け、6月1日よりライブハウス等の休業要請を全面解除することを発表したが、ライブハウスの思うところは・・・。
■ 存続のために模索し続けた自粛期間
「ちょっと待ってくださいというのが正直なところです。そもそも今回のコロナ禍でライブハウスは世間でもかなり早い段階で取り上げられた場所でした。僕たちとしても自分の仕事って一体何なんやろう?と考えてしまうぐらい精神的にも経済的にも追い込まれた日々でしたので」と話すのは、「梅田シャングリラ」(大阪市北区)の総支配人・キイリョウタさん。
補償もないなかで2月末から自粛し、ドネーションを立ち上げたり、ネット配信を始めたりと店を存続する方法を模索していた同ライブハウス。「そんな矢先に突然、なんの根拠もなく『もう大丈夫ですよ、再開してください』と言われても、第二波も懸念されている状況下では腑に落ちません」と話す。

また、大阪府は併せて発表された独自の感染防止ガイドラインで、「原則着席、できない場合は客同士の距離を一定程度離す」「ステージと客席の間は一定以上確保するか、アクリル板などで遮蔽」「声援やハイタッチの禁止」といった条件を挙げているが、これらの多くは、従来のライブハウスの常識を覆すものであり、大半の店にとっては物理的にも実現不可能なものだ。
感染防止ガイドに沿ってシャングリラでシュミレーションしてみると、1m間隔で席を置くと40席になるという。「これでは経営的には無理だなと分かりますよね。例えばチケット代を1人4万円とかに設定すれば不可能ではないですし、そういうプレミアな音楽の楽しみ方もあるとは思いますが、そういうライブばかりではなく幅広く選べるのもライブハウスの良さですから」。
キャパ350人規模の店でコロナ禍で夏以降までスケジュールがキャンセルされた状態では、すぐに空き日を埋めるのは難しいと現状を話す。
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