滋賀の観光地を支援、収束後に訪れるための食事券

2020.4.22 12:00

湖東エリアならではの郷土料理からカフェ、クラフトビールまで楽しめる

(写真12枚)

観光客が多く訪れる滋賀県・近江八幡市を中心に、飲食店を食事券で支援するプロジェクトが5月3日までおこなわれている。

コロナウイルス感染拡大の影響で客足が遠のく今、湖東エリアの11の店舗がタッグを組んで開始したプロジェクト『BUY LOCAL BIWAKO Area E.#びわ湖の東つまみぐい』。1000円から最大10000円まで23種のコースを設け、金額に合わせたリターンを飲食店がそれぞれ用意する。

滋賀県産第1号の熟成チーズ「つやこフロマージュ」を販売する蒲生郡の「古株牧場」に支援者が3000円を支払うことで、自社牧場のミルクで作る「平日限定ラクレットチーズランチ」(1500円)の食事券2名分の権利を牧場側が提供。支援者は、現在の状況が収束した後に、ランチを楽しめるというシステムに。

発起人は、近江八幡市で「近江佃煮庵 遠久邑」を営む奥村吉男さん。県内で2人目となるコロナウイルスの感染者が出た3月中旬、外出を控えるムードが高まるなか、地元を盛り上げるきっかけになればとの思いで始動したそう。

プロジェクトの反響は大きく、4月4日に公開してから現在で158人が支援、総額133万円を突破している(4月20日現在)。運営元には「外出ができるようになったらおじゃまします」「今できることをして乗り越えてください」といった、応援や励ましの言葉が集まっている。

「寄付金集めがゴールではなく、最終目標はお店のファン作り。このプロジェクトをきっかけに、1人でも多くの方に湖東の美味しいお店を知っていただきたい」と奥村さんは話す。

クラウドファウンディングサイト「CAMPFIRE」で申し込みでき、リターンとなる食事券は、5月7日より各支援者へ発送、同月15日より利用可。現状ではリターンの有効期限は2020年内だが、状況によっては期限を延長。

取材・文/中河桃子

参加店舗一覧

《近江八幡市》
・料理魚石(安土常楽寺水系の水で仕立てる湖国懐石)
・近江佃煮庵遠久邑(滋賀の伝統的な佃煮や鮒寿し)
・近江八幡 ひさご寿し(創業60年、郷土料理の上方寿司)
・近江牛 焼肉すき焼き 池もと(近江牛を一頭書い、すき焼きなど)
・Diningkitchen Gift(黒毛和牛ハンバーグなどの洋食)
・RABBIT HUTCHクラフトビアカフェ (クラフトビールTWO RABBITS BREWINGの直営店)
・ナッツ専門店 Going Nuts!(ナッツやドライフルーツの専門店)
・caféのあるハンコ屋さん 江湖庵(こうこあん)(手作りハンコと体に優しいカフェメニュー)
・Kolmio hotel,café,interior(スイーツやデリ系のクレープ専門店)

《東近江市》
・湖香六根 うかろっこん(伝統の発酵食を組み合わせた七ノ膳)

《蒲生郡》
・古株牧場(ミルクを使ったジェラートやチーズを加工販売)

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