大阪メトロ全線に加え阪急・近鉄も減便、週末18・19日に

2020.4.16 19:30

緊急事態宣言が発表されても、多くの人が利用していた大阪メトロの改札口の様子(4月10日・御堂筋線心斎橋駅)

(写真1枚)

大阪メトロが先週に引き続き4月18日と19日の土日、全9路線の運行本数を2割減便することが4月16日、松井一郎市長の定例会見で発表。合わせて、堺筋線と中央線で相互直通運転する阪急電鉄と近鉄電車も減便される。

緊急事態宣言の対象地域となっている大阪府は、新型コロナウイルス感染拡大を防止するために人口流動率を7~8割減らすよう国から要請されている。

これを受け、人口流動の減少のため電車の運行本数を減らす声が上がり、大阪市の松井一郎市長の提案で11日と12日の土日に2割の減便をすでに実施済。両日の乗車人数は4割以上減少し、車内の混雑は低くなるという結果が出ている。

松井市長は、「いまだ予断を許さない状況。今週末も全路線で減便する。感染拡大を抑え込むため、引き続き外出自粛や休業要請を受けた対応など、市民・事業者のみなさまのご理解・ご協力をお願いします」と協力を訴えた。

対象路線は大阪メトロ全線(御堂筋線、谷町線、四つ橋線、中央線、千日前線、堺筋線、長堀鶴見緑地線、今里筋線、ニュートラム)と阪急電鉄・京都線、近鉄電車・けいはんな線(長田・生駒間)。次週以降の土日、休日、祝日については利用状況を踏まえ、対応が検討されるとのこと。

取材・文・写真/岡田由佳子

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