天王寺動物園にキリンの赤ちゃんが誕生「喜びを共有したい」

2020.4.11 07:30

4月7日に出産。赤ちゃんキリンは生まれて10分足らずで、立ち上がって元気に母乳を飲み、飼育員一同一安心したという(提供:天王寺動物園スタッフブログ)

(写真3枚)

大阪市の「天王寺動物園」(大阪市天王寺区)で飼育されているキリン・ハルカスが4月7日、赤ちゃんを出産。産後4日目となった10日、飼育員は取材に対し「母子ともに健康な状態で安心している。園は休園なためブログで情報発信して、明るいニュースをお届けした」と語った。

今回、赤ちゃんキリンの父親は「姫路セントラルパーク」(兵庫県姫路市)からやってきた「幸弥(こうや)」、母親は近畿日本鉄道から寄贈された「ハルカス」。このキリン夫婦の間には、2018年5月24日に赤ちゃんキリンを授かったが、生まれてすぐの翌25日に死亡してしまった。

今回、モニター越しにずっと出産を見守っていた担当飼育員は、「無事に出産できて安心した。母乳もよく飲んで3日たった現在も母子ともに健康です。本来ならば、天王寺動物園に来ていただいた方々と喜びを共有したかった。こういう状況ですので、ブログなどでお知らせしたい」と喜びの声。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により同園は休園となっているが、そんななかでも新たな命の誕生に対し、「コロナで沈んでいるニュースが多く、気落ちされている方もいらっしゃる。そんななかでも、ブログ発信などを通じて、少しでも楽しんでいただき、気分転換していただければ嬉しい」と飼育員は語った。

同園によると、赤ちゃんキリンの一般公開の時期は、生育状況を見ながら検討していくという。

取材・文・写真/岡田由佳子

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