奈良公園は観光客が激減、若者の姿がちらほら

2020.4.8 17:30

快晴にもかかわらず、閑散とした「奈良公園」周辺(8日・奈良市)

(写真4枚)

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、観光客が激減した「奈良公園」周辺(奈良市春日野町)。7日に発令された緊急事態宣言の影響もあって、8日はさらに閑散とした様子となった。

昨年までは訪日外国人観光客でにぎわった観光スポット「奈良公園」。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、一気に人影がまばらとなり、一時は「鹿せんべい」に恵まれない鹿が凶暴化しているというニュースも出回り、奈良市役所観光担当部署などがSNSで火消しに追われる事態となっていた。

緊急事態宣言から一夜明けた8日昼過ぎ、奈良は対象地域には含まれていないものの、「奈良公園」はさらに閑散とした光景に。近隣に住む30代の女性は、「2月にコロナのニュースが出て以来、観光客は激減しましたね」と語る。そして、「ちょっと前までは鹿よりも人の方が多かったですが、今は鹿の方が圧倒的に多いです」とも。

その一方、「奈良公園」近くの猿沢池付近には、快晴のためか自宅待機できない若者の姿もちらほら見うけられた。生活必需品を買いに来たという同女性は、「気持ちは分かるけれど、不要不急の外出は控えたい」と足早に自宅に戻っていった。7日現在の奈良県内の感染者は28名となっている。

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