平田オリザの劇団青年団、移転先・兵庫の新劇場をお披露目

「江原河畔劇場」のプレイベントで上演された青年団の四人芝居『隣にいても一人』より (3月28日・兵庫県豊岡市)
2020年までに、主宰する劇団「青年団」ごと兵庫県豊岡市に拠点を移すことを発表していた、劇作家・演出家の平田オリザ。その本拠地となる劇場「江原河畔劇場」(兵庫県豊岡市)で3月28日、地元住民向けのプレオープン公演がおこなわれた。
JR江原駅から徒歩2分の川沿いにある、築85年の元役場の建物をリノベーション。レトロモダンな外観はほぼそのままで、1階は約150席の小劇場、2階は稽古やワークショップ用のスタジオとして利用される。
プレオープンでは、青年団の四人芝居『隣にいても一人』を無料上演。新型コロナウイルス対策のため、通常の6割程度の客席しか使用しなかったものの、子どもからお年寄りまで幅広い層の観客で、ほとんどの客席が埋まる盛況ぶりだった。
隣の養父市から来た60代の女性は、「大学時代は芝居のお手伝いもしていたほど演劇が好きなので、近くにこういう劇場ができたのはすごく嬉しい。江原の辺りも、昔のようににぎやかになればいいなと思います」と、大きな期待を寄せていた。
「劇場はほぼ完成していますが、セルフビルドで仕上げる部分が少し残ってます。4月には、エントランスの飾り付けを地元の子どもたちに手伝ってもらう予定です」とは、劇場スタッフの河村竜也さん。「劇場から見える円山川が素晴らしいので、将来的にはウッドデッキやカフェも併設できれば」と、展望を語った。
「江原河畔劇場」は4月29日に、青年団プロデュース公演『馬留徳三郎の一日』でグランドオープン。5月3日までオープニングプログラムとして、本作と、青年団『コントロールオフィサー』『百メートル』(2本立て)を、ほぼ交互に上演する。チケットは両公演とも3000円で、高校生以下は無料。
取材・文・写真/吉永美和子
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