淡路島の山上に、泊まれる複合施設がオープン

景色を邪魔しないようにデザインされた建物。3世代のファミリーから女子グループまで老若男女が訪れている
大阪湾を眼下に臨む高台の別荘地に、雑貨と焼き菓子の店と、小さな宿による複合施設「こぞら荘」(兵庫県淡路市)が3月5日オープン。かわいい雑貨や焼き菓子が並び、美しい自然も楽しめる新たな淡路島の観光スポットとなりそうだ。
場所は、別荘地でもある「海平の郷」の一角。お店を手掛けるのは、「kozora cafe house」などのカフェを展開する淡路島出身の藤江麻有子さん。すでにオープンしていたカフェ「森のオト」に加えて、雄大な景色を夕方から朝までゆっくり楽しんでもらうため「森の宿」を思いついたという。
「淡路島在住の方にも、遠くを訪れたような感覚になると言ってもらえるような場所。月明かりを浴び、鳥の声と昇る朝日に包まれ、自然の中でいったん立ち止まって、日常をリセットする時間を提供したい」と藤江さんは話す。
SNSで知り、東京から訪れた20代の男女は、「普段は朝なかなか起きられないのに、今朝は部屋に入る朝日で自然に目が覚めました。シーツやパジャマのリネン生地も心地良くて、久しぶりにゆっくり眠れました。夕焼けにもとても感動したし、わっぱ弁当で出してくれる朝ごはんもおいしくて。ランチには「森のオト」に行ってみたいと思います」と満足した様子。
すでに予約の問い合わせが続出している「森の宿」は定員3人の客室が2室。1室1泊2万8千円〜。併設する「山の上の雑貨店」では、セレクトされた淡路島の手土産と暮らしの道具、日用品にオリジナルブランドの衣服が揃う。またテイクアウト専門店「こぞらのおやつ」では、既存のカフェで人気のマフィンやスコーン、コーヒーを販売。店舗・カフェの営業は10時~17時半。
取材・文・写真/時友真理子
「こぞら荘」
2020年3月5日(木)オープン
住所:兵庫県淡路市里573-6 右上ル
営業:10:00〜17:30(こぞらのおやつは売り切れ次第閉店)
電話:0799-70-4583(森の宿)
電話:0799-70-4582(山の上の雑貨店/こぞらのおやつ)
電話:0799-70-1885(森のオト)
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