千利休の国宝茶室、修復された土壁と杮葺屋根の写真展が大阪で

2020.2.27 06:30

茶室「待庵」©naokotamura

(写真3枚)

千利休が築いた現存する唯一の茶室「待庵」。大山崎の仏教寺院「妙喜庵」(京都府乙訓郡)にあるが、2018年6月に発生した大阪府北部地震により破損。その修復の記録を追った写真展が大阪市内のギャラリーで3月2日からおこなわれる。

地震の影響で、土壁の一部に亀裂が入ったことをきっかけにおこなわれた大修復は、実に23年ぶり。その土壁と杮葺屋根の修復の過程を写真家・田村尚子が丁寧に撮影し、妙喜庵住職らによる茶室についての解説や図面などで構成された書籍『妙喜庵 待庵「土壁と杮」 書院及び茶室(待庵)保存修理写真記録』が刊行される。展覧会はそれを記念し「餅匠しづく」(大阪市西区)店内のギャラリーでおこなわれるものだ。

茶室「待庵」は、現在4棟しかない国宝茶室のひとつ。現在一般化しているにじり口が設けられた小間(こま)の茶室の原型で、数奇屋建築の原型でもある。今回展示されるのは、本書には掲載されていない未発表の作品となり、3月15日に予定されていた写真家・田村尚子と哲学者・鞍田崇によるトークイベントは中止になったが、展示期間を3月31日まで延長。また「待庵」にちなんだ「餅匠しづく」による特製の和菓子は、13日より会期中に提供される。入場無料。

『茶室「待庵」写真展』

期間:2020年3月2日(月)〜3月31日(火)
時間:10:30~19:00
会場:coherent gallery(餅匠しづく大阪新町店・大阪市西区新町1-17-17)
メール:info@vutterkohen.com

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