行定勲監督「もう当て書き、小林直己あっての作品だと思う」

2019.11.9 15:00

『その瞬間、僕は泣きたくなった』の舞台挨拶に登壇した今市隆二(左)と小林直己(9日・大阪市内)

(写真5枚)

LDHの短編映画プロジェクト『CINEMA FIGHTERS』の第3弾『その瞬間、僕は泣きたくなった』の舞台挨拶が11月9日、大阪市内でおこなわれ、三代目J SOUL BROTHERSの小林直己と今市隆二が登壇した。

EXILE HIRO、別所哲也、作詞家・小竹正人による同プロジェクトの第3弾のなかで、小林直己は行定勲監督による短編『海風』に出演。小林直己は「台本を読んだときに感じた(直己演じる)蓮という人物の孤独さと純粋さについて、監督と撮影前に話させていただいて。さらに僕自身のバックグラウンドも直接伝えられたことで、より『海風』という物語と監督と自分が血肉の通った関係になっていったなと感じてます」とコメント。

『その瞬間、僕は泣きたくなった』の舞台挨拶に登壇した小林直己(9日・大阪市内)

この日の舞台挨拶は東京・大阪で同時開催され、その模様は中継で繋がっており、東京会場に登壇していた行定監督が、「小林くんはすごく前から気になっていたパフォーマーで。インパクトあるよね、この体つきと・・・首が太いでしょ? この首の太さを生かせないかなとずっと頭にあったんです。で、撮影前に小林くんと一緒にご飯に行ったとき、3時間ほどの会話だったんだけど、彼がどういう人間か、向き合ってるものが真剣に伝わってきたんですよね」と説明。

その経緯があり、「だから、もう当て書き(その役を演じる俳優をあらかじめ決めておいてから脚本を書くこと)をしようと。これほど当て書きをして作った短編ってないんじゃないかなってくらい、彼自身が出てる。佇まいひとつが物語ってるんですよね、彼自身の在り方というか。小林直己あっての作品だと思います」と絶賛。それを受け、小林直己は「役者として大変ありがたいことですし、この物語を通して新しい自分を発見できました」と感謝した。

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