ピチカートの再編集音源、世界に楽曲配信

2019.10.27 19:00

11月6日にストリーミング配信されるアルバム『THE BAND OF 20TH CENTURY:Nippon Columbia Years 1991ー2001』のジャケット

(写真1枚)

1990年代、「渋谷系」と呼ばれる音楽ムーブメントのなかで絶大な人気を誇ったバンド、ピチカート・ファイヴ。その当時の楽曲を再編集したアルバム音源が、11月6日から全世界に向けて配信される。

音楽家・小西康陽を中心に1984年に結成された同バンド。2代目ボーカル・田島貴男の脱退や、ビジュアルと歌声で時代のアイコンとなった野宮真貴の加入などメンバーの変遷を遂げながら、名曲『東京は夜の七時』や、名アルバム『女王陛下のピチカート・ファイヴ』を生みだしてきた。しかし、2001年3月に突如解散を発表。約17年間の活動にピリオドを打った。

配信されるのは、野宮真貴をボーカリストに迎えた「日本コロムビア」時代の名曲を集めた新アルバム。小西康陽自らが監修し、新たにマスタリングされた。11月3日に発売が決まっているCD版、アナログ7inch版と配信音源では異なる箇所もあるとのことで、その聴き比べも楽しめるはずだ。

アルバムの配信に先立ち、公式サイトでは小西による楽曲解説連載がスタートされるほか、小西が「かなり気に入っている曲」と語る『スウィート・ソウル・レヴュー』が10月25日から先行配信されるなど、リリースを待ちきれないファンを喜ばせる仕掛けが次々と明らかになった。

アルバムリリースについて小西は、「これぞ1990年代の音。できることならアナログ7inchでプレイしたい、とこの10年くらい考えておりました」と公式サイトにコメントを寄せ、「みなさまもどうか購入をご検討ください。なお、ピチカート・ファイヴは今後も再結成、再始動などはありませんので」と締めくくっている。

「ピチカート・ファイヴ」特設サイト

『スウィート・ソウル・レヴュー』配信サイト

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