顕微鏡の世界をアートに、仏の芸術家集団

2019.10.27 08:00

メンバー自身が研究の中で出会った0.01mmに満たない粒子を撮影した作品『GJ 504b』

(写真1枚)

顕微鏡で見た世界を撮影し、写真作品として発表するフランスのアート集団・Art in Research(以下、AiR)。彼らの日本初展示が、京都のアートサロン「8Q Kyoto」(京都市下京区)で11月9日から開催される。

 

科学者だけが目にしてきた極小の世界を、特殊技術を用いてアート写真に昇華する彼ら。フランスを中心に17名の科学者が参加し、水のなかで溶けていく砂糖の結晶を撮影した『Sweet symmetry』、海と砂浜のようなビジュアルの粒子を撮影した『Binocular revelation』など、これまでに85点に及ぶ作品を発表してきた。

日本初の展示を記念し、初日の11月9日にはオープニングトークを開催。自然現象を数式を用いて表現する研究者・上田好寛氏(神戸大学海洋科学研究科准教授)をゲストに迎え、トークを繰り広げるという。料金は無料、期間は11月24日まで。

また、このプロジェクトで販売された作品は、収益の一部が若手科学者の研究活動資金に充てられる。

『鏡花水月~顕微鏡アートの世界』

日程:2019年11月9日(土)〜24日(日)※火曜・水曜を除く毎日開催
時間:12:00〜18:00
場所:8Q kyoto(京都市下京区元両替町245-1)

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