橋下徹氏「国会議員は企業経営できない」

2019.10.15 17:30

自身が掲げた方向性を軸に現在の大阪府と大阪市が掲げるアジェンダを説明する橋下徹氏

(写真3枚)

大手ECサイトの「アマゾン・ジャパン」が10月15日、関西経済の活性化を後押しするイベントを同社「大阪オフィス」(大阪市北区)で開催。基調講演をおこなった元大阪府知事の橋下徹氏が、政治と経済の関係について持論を語った。

「日本政府もそうなんですけどね、経済政策の間違いは産業政策。コレって決め打ちして補助金をうつのは違うと思うんですよ」と話を切り出した橋下氏。

「元々、政治をやってる人間って言うのは、企業経営ができない。金儲けの能力がないから政治家をやってるわけですよ。今の国会議員、誰を見たって企業経営できる人間はいないじゃないですか」とバッサリ。

「あんな連中が日本の経済を立て直すなんて無理なわけで、経済はやっぱり民間のみなさんのアイデアでやる」と、イベントに参加した地元の個人事業主らを後押しした。

一方、「政治行政は何をやるかというと、環境を整える。都市の魅力・強みとして金を集め、多様なアイデアを持っているおもしろい人材が集まってくれば、そこでいろんなものが生み出される」と橋下氏。

本来イベント禁止地域だった「大阪城西の丸庭園」で開催したモトクロス世界大会の様子を紹介する橋下氏
本来イベント禁止地域だった「大阪城西の丸庭園」で開催したモトクロス世界大会の様子を紹介する橋下氏

自身が知事・市長時代に取り組んだ「大阪城 西の丸庭園」での『モトクロス世界大会』や御堂筋にF1を走らせる『御堂筋オータムパーティー』などのイベントを紹介し、「いま大阪は日本全国でも一番強烈なイベントができやすい地域。ほかでは却下されるようなことも大阪ではやりますよと。なんかあったら大阪に行け、そんな空気」と、現在に続く環境作りを紹介した。

最後は、「各企業のみなさんにはチャレンジしてもらいたい。みんなは『橋下は喧嘩ばかりして』とか、『もうちょっと大人しくして』とか言いますけどね。ぶつかって大阪の中小企業のエネルギーを出してもらいたい。その環境を作るのが大阪の政治行政。エネルギーとアイデアを出して、どうか大阪から日本と世界を牽引してもらいたい」と参加者にエールを送った。

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