女性作家が描くセクシー仏画、京都に降臨

2019.9.7 07:00

木村了子『蓮池寝仏図』

(写真7枚)

日本画の技法でアイドル風のイケメン、しかもヌードやセクシーポーズをあられも、いや、惜しげもなく描くアーティスト・木村了子。彼女の作品が、「泉涌寺」(京都市東山区)で9月16日まで展示されている。

オンナの夢と妄想を、微に入り細に入る描写であらわすその画風は、あくまで美しく爽やか。見ていると、女子のこじれた欲望も浄化されるようだ。「癒やされる・・・」とハマる人が続出するのもうなずける。2019年4月には、「国上寺」(新潟県燕市)の本堂に、上杉謙信や源義経らセクシーなイケメン偉人の壁画を描いて大きな話題を巻き起こした。

皇室ゆかりの御寺に、イケメン仏画が降臨

「泉涌寺」で開催中のアートイベント『未景』。秋山陽、イチハラヒロコ、橋口新一郎ほか26名の作家の作品が展示されるが、木村の出品は『蓮池寝仏図』。「これを展示している部屋は、御所から移築されたもので、江戸時代に描かれた襖絵は、女性がいっぱいいる後宮図(ハーレム)。この絵のなかの女性たちをざわめかせてみたい、と思いました」と木村は話す。

後宮を描いた襖絵(左)のなかの女性たちから、嬌声が聞こえそう。眼福なり眼福なり。撮影:猪口公一 ※実際の展示とは異なります

意気込みどおり、裸身に白い布1枚を巻きつけただけのセクシー寝仏には、襖の女性だけでなく、絵のなかの蓮の花までが全開になって萌えているようだ。実はセクシー仏画、男性にも好評とのこと。「ふだん描いているチャラいイケメンのヌードに、男性は抵抗を感じるようですが、仏様は普段からヌードだから(笑)受け入れやすいみたいですね」。 あまねく衆生にとってセクシーさは癒やし、救い、そして生きる喜び。それを仏様のイメージと重ねる木村了子の現代の仏画は、ありがたさにグッとくる。思わず合掌だ。

イケメン画、神戸にも! 胸キュンな「俺の部屋」

泉涌寺でのイケメン仏画に出合えなかった人に、朗報が。9月27日からおこなわれる『KOBE ART MARCHE 2019』に、木村了子が参加する。こちらにも作品『蓮池寝仏図』が出品される予定だ。このアートフェアは「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」(神戸市中央区)を会場に個展形式で展示されるが、木村の今回のコンセプトは「俺の部屋」。イケメンづくしの、胸キュン部屋が出現することは間違いない。

取材/沢田眉香子

『未景』
期間:2019年9月4日(水)〜16日(祝・月)
時間:9:00〜17:00 ※拝観受付は16:30まで
会場:泉涌寺(京都市東山区泉涌寺山内町27)
料金:無料(拝観料500円が必要)
電話:075-561-1551

『KOBE ART MARCHE 2019』
期間:2019年9月27日(金)〜29日(日)
会場:神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区波止場町5-6)
料金:無料

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