久元市長「神戸市から出産祝いにギフト」

2019.9.6 07:00

人口減少対策の取り組みについて話す久元喜造神戸市長(9月4日・神戸市役所)

(写真2枚)

9月4日に神戸市の『市長定例記者会見』で発表された市の人口減少対策「リノベーション・神戸」。いくつかの対策があるなか、久元喜造市長は「『やさしいまち』を合言葉に、子育て世帯を応援する取り組みを」と説明する。

子育て情報をひとつにまとめたサイト「ママフレ」を運営するなど、子育て支援に力を入れる同市。久元市長は、「子育て支援は妊娠・出産はもちろん、高校卒業くらいまで成長過程に合わせて切れ目なくおこなうことが大切」と話す。

今回の取り組みのひとつは、チャイルドシート付き自転車が優先的に利用できる駐輪スペース「ママフレエリア」の拡大。2018年度から現在まで市内30駅の市営駐輪場に設置されているが、今回のプロジェクトで六甲道駅、鈴蘭台駅など9駅に新設される。

市内30駅の駐輪場に設置されている「ママフレエリア」。今回の人口減少対策でさらに9駅が加わる(提供:神戸市)
市内30駅の駐輪場に設置されている「ママフレエリア」。今回の人口減少対策でさらに9駅が加わる(提供:神戸市)

また、神戸で生まれた子どもに贈る『こべっこウェルカムプレゼント』を導入。2019年4月2日以降に生まれた子どもを対象に、第1子は1万円分、第2子は1万5000円分、第3子以降は3万円分相当のカタログギフトが贈呈され、そこから好きな商品が選べるという。

「何より、神戸で子どもが生まれるのは市民全体にとって喜ばしいことなので、お祝いの気持ちを伝えるプレゼントを贈ることにしました」と久元市長。神戸市の発表資料には、「神戸のベビー用品ブランドの商品や絵本、神戸にゆかりのある品物など」とあり、カタログギフトには連続テレビ小説『べっぴんさん』のモデルにもなった地元ブランドの商品などもあるのでは? と期待がふくらむ。プレゼントの申請受付は2020年以降の予定。

取材・写真/合楽仁美

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