草彅剛、演じた主人公は「一番しつこくて、憎たらしい人です」

2019.9.5 17:00

舞台挨拶に登壇した主演の草彅剛(左)と、市井昌秀監督(大阪市内・4日)

(写真1枚)

財産分与をめぐる兄弟の騒動を描いた映画『台風家族』の先行上映会が、4日に大阪市内でおこなわれ、主演の草彅剛と市井昌秀監督が登壇した。

草彅いわく「今までやったなかで一番クズな役」を演じたという同作。『箱入り息子の恋』(星野源主演・2013年公開)で知られる市井昌秀監督が草彅のためにアテ書き(演じる俳優を想定して、脚本を書くこと)した「クズの長男」が、物語の主役となる。

「草彅さんがこれまで(役柄として)やってないであろう、人間の汚い部分を意識した。こんなセリフを言ったら面白いな、と考えながら書いた」という市井監督。それについて草彅は、「僕、ちっちゃいところがあるの。それを監督が見透かしているみたい」とコメント。

さらに、「ネチネチネチネチ・・・1円でもぶんどってやろうというね。めちゃくちゃしつこくて。でも最後に、小鉄(主人公)のクズさが大きな感動を生み出すような流れになっている。言いたいことはあるけどネタバレになっちゃう」と語り、「僕のやった役のなかで一番しつこくて、憎たらしい人です。そこらへんは多いに笑っていただけると思う」とアピールした。同作は9月6日から、3週間限定で公開される。

『台風家族』

2019年9月6日(金)公開
監督:市井昌秀
出演:草なぎ剛、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、ほか
配給:キノフィルムズ

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