吉村知事「措置なしなら府も受信料拒否」

2019.7.31 19:00

大阪府庁で会見をおこない、NHKに対して言及した吉村洋文知事(31日・大阪市内)

(写真1枚)

大阪府の吉村洋文知事が31日、「大阪府庁」(大阪市中央区)で会見し、「NHKから国民を守る会」の立花孝志代表がNHKの受信料を拒否したことに言及した。

「大阪維新の会」代表で、大阪市の松井一郎市長が30日、「現職の国会議員の受信料不払いを認めるのであれば、大阪市としても支払いを拒否する」という考えを明らかにしたが、同党の代表代行でもある吉村知事も「正論だと思う」と足並みを揃えた。

「国会議員は約2000万円の給料をもらっている。それよりも給料が低い国民のみなさんは増税などいろいろあるなか、一生懸命払っている。まじめに働いて払っている人たちにとってはたまらない。受信料は府民の税金から払われている。それなのに国会議員が許されるのであれば、府民は納得しない」と怒りをあらわにした。

そして、N国党の公約に対して対策を表明しないNHKに対しても言及。「我々には徹底的に回収するNHKが、立花氏に対し何も措置を取らないのであれば、大阪府としても受信料は支払わない。取りやすいところから取って、国会議員には何もしないというのはいけない。法律的な見解から物申すのではなく、違法行為を公言する『立花氏に対して』対策を取るとはっきり提示すべき。僕だったら『立花氏から絶対回収する』と宣言する」と断言した。

取材・写真/岡田由佳子

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