矢口史靖監督「現実だったら不審者です」

2019.7.31 08:00

最新作『ダンスウィズミー』の舞台挨拶に登壇した矢口史靖監督(30日・大阪市内)

(写真1枚)

矢口史靖監督の最新映画『ダンスウィズミー』の舞台挨拶付き試写会が30日、大阪市内の映画館でおこなわれ、主演の三吉彩花と矢口監督が登壇した。

今作は、ミュージカルが苦手な主人公が、催眠術によって音楽を聴くと歌わずにはいられないカラダになるというコメディ映画。「さっきまで喋っていた人が、急に歌ったり、踊ったりしても、スルーされて、またドラマが始まる。これ、現実だったら不審者ですよ」と、ミュージカルへの違和感を吐露しつつ、「催眠術というツイスト(ひねり)、スイッチで、誰もが楽しめるミュージカルになるんじゃないか」と、本作の構想について明かした矢口監督。

トロントや上海など、海外の映画祭では絶賛された同作。矢口監督は、「少し不安だったんです。特にNY。ミュージカルの本場ですから。そこで『ミュージカルなんてバカみたい』って、映画が始まるわけですよ。もしウケなかったらどうしようと思ってたんですが、いきなりそのシーンから大爆笑で。本場の人も、おかしいと思っていたんだ」と、ホッと胸をなで下ろしていた。同映画は8月16日から公開される。

映画『ダンスウィズミー』

2019年8月16日(金)公開
監督:矢口史靖
出演:三吉彩花、やしろ優、chay、ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画

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