前回完売したノートルダムの鐘、京都再び

2019.7.29 19:00

©Disney『ノートルダムの鐘』京都公開舞台稽古より(7月27日・京都劇場)

(写真2枚)

2017年に2カ月限定で上演した際は開幕前にチケットが完売した、劇団四季のミュージカル『ノートルダムの鐘』京都公演。再演を望まれていた本公演が、「京都劇場」(京都市下京区)で7月28日に開幕した。

本作は15世紀末のパリを舞台に、「ノートルダム大聖堂」の鐘楼に住むカジモド、大聖堂大助祭・フロロー、同警備隊長・フィーバス、そして3人が愛してしまうジプシーの娘・エスメラルダを巡る愛の物語。今回の演出版は、ディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作している。

前日におこなわれた公開舞台稽古では、入念な最終チェックをおこなった出演キャストやスタッフら。カジモド役の飯田達郎は、「15世紀末の中世パリでの出来事ですが、まさにこれは現代を映した嘘偽りのない人間ドラマ。私自身、何度演じても、何度観ても毎回心が震えます。カジモドという青年を通して作品の感動をお届けできるよう、精一杯取り組みたい」と意気込みを話した。

世界的文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作「ノートルダム・ド・パリ」から発想を得た本作。原作のアプローチを最重視し、人間が抱える明と暗の様相を繊細に表現した大人のための演劇作品で、飯田は「この作品では、人間の『宿命』とは何か、生きるとはどういうことか、という普遍的なメッセージが提起されています」と説明する。本公演は2020年1月19日まで。チケットはS席10800円ほか、発売中。

ミュージカル『ノートルダムの鐘』

日程:2019年7月28日(日)〜2020年1月19日(日)
会場:京都劇場(JR京都駅ビル内)
料金:S席10800円、A席8640円、B席6480円、C席3240円
電話:0120-489444

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