大阪でドラえもん展「会場がポケットのよう」

2019.7.12 08:00

『映画ドラえもん のび太のドラビアンナイト』がモチーフの巨大なドラえもんぬいぐるみを制作した増田セバスチャン(11日・大阪市内)©Fujiko-Pro

(写真13枚)

国内外のアーティスト28組がそれぞれの「ドラえもん」を表現する展覧会『THE ドラえもん展 OSAKA 2019』が、7月12日から「大阪文化館・天保山」(大阪市港区)で開催。11日には会見がおこなわれ、参加アーティストの森村泰昌、増田セバスチャンが登壇した。

東京を皮切りに巡回してきた同展では、現代アーティストの村上隆や奈良美智、写真家の蜷川実花、漫画家のしりあがり寿ら、各界を代表するアーティストがそれぞれのフィルターを通し、世界にひとつだけの新しい「ドラえもん」を創作。会場には絵画や彫刻、写真、アニメーション、ぬいぐるみなどさまざまな技法で表現された作品がずらりと並ぶ。

ドラえもんと同い年&のび太くんと同じ誕生日という増田セバスチャンは、「夢を見れなくなった子どもが多いこんな時代だからこそ、ドラえもんという存在はすごく大切。この展覧会をきっかけに、大阪の子どもたちがドラえもんのことを考えるきっかけになれば」とコメント。

自画像作品で知られる現代美術家の森村氏は、ドラえもんを「着こなす」ため、紙の服や靴を制作するコイケジュンコ氏とタッグ(11日・大阪市内)©Fujiko-Pro

また大阪を拠点に活躍する現代美術家・森村泰昌は、「大阪での開催を待ちわびていました。28組のアーティストが出品していますが、同じようなものがひとつたりともない。ドラえもんはポケットからいろんなものを出すけれど、会場全体もそのポケットのような感じ。それぞれがイマジネーションを巡らせて、おもしろいものがたくさん出ている。ひとつひとつじっくり見ながらその世界を体感してほしい」と呼びかけた。期間は9月23日まで、料金は一般1500円ほか。作品は一部を除き、自由に撮影できる。

会場に隣接するカフェではコラボメニューも登場。「ドラえもんアイスどら焼き」(800円)

『THEドラえもん展 OSAKA 2019』

期間:2019年7月12日(金)〜9月23日(祝・月)
時間:10:00〜17:00(最終入館は30分前)
会場:大阪文化館・天保山(大阪市港区海岸通1-5-10)
料金:一般1500円、中・高校生1200円、4歳〜小学生800円
電話:050-5542-8600

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