若手の桂二葉「ぶっちぎりのアホになる」

2019.6.20 18:00

『上方落語若手噺家グランプリ2019』決勝戦(6月24日)にも出場する桂二葉

(写真2枚)

昼は昭和入門のベテラン、夜は平成入門の中堅・若手が出演する落語会『米朝一門会 令和夏の陣「昭和入門軍」vs「平成入門軍」』が今夏、大阪で開催。その取材会が19日に大阪市内でおこなわれ、一門を代表して桂南光、桂団朝、桂南天、桂二葉が出席した。

平成入門軍のトップバッターをつとめるのは、2011年に桂米二に入門した最若手の二葉。「『米朝一門会』と名がついたサンケイホールブリーゼの会は初めて出していただくので、めちゃくちゃうれしいです」と顔をほころばせつつ、「昭和入門軍のトップが桂米團治師匠なので、師匠に負けないよう」と、早くもライバル心を燃やした。

二葉は、古典落語の『つる』を口演。若者が博識の年寄りに鶴の名前の由来を聞きに行くという噺だ。ネタのなかに若い世代ならではの解釈も入れ込むのかと尋ねると、「教えてもらったままやらせていただいています」と二葉。だが、「『つる』に出てくる若いアホが好きなんです。『こんなアホいるのか』というくらい、いつもぶっちぎりのアホを心がけている」と明かし、一門会に向けて意気込んだ。

本公演は8月10日に「サンケイホールブリーゼ」(大阪市北区)で開催され、チケットは、昼の昭和入門軍5000円、夜の平成入門軍4500円、2公演セット8500円で発売中。

取材・文・写真/岩本和子

『米朝一門会 令和夏の陣 「昭和入門軍」vs「平成入門軍」』

日時:2019年8月10日(土)13:00〜/17:00〜
会場:サンケイホールブリーゼ(大阪市北区梅田2-4-9)
料金:昼5000円、夜4500円、2公演セット8500円
電話:06-6341-8888

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