堺東に大型書店復活、あふれる喜びの声
2019.6.10 19:00

大阪・堺東の「堺高島屋」に6月8日、書店「丸善」(堺市堺区)がオープン。「天牛堺書店」が閉店してから、待望の大型書店とあって周辺の人々から歓迎の声があがっている。

元天牛堺書店員の浅香さん、「書店員のおすすめコーナーなど、以前からリクエストがあった企画も実現していきたい」と語る
元天牛堺書店員の浅香さん、「書店員のおすすめコーナーなど、以前からリクエストがあった企画も実現していきたい」と語る画像一覧

「天牛堺書店」が破産申請し、2019年1月27日に10店舗以上が閉店。結果、南海電鉄の本線・高野線周辺の本屋が激減。七道駅近くの「イオンモール堺鉄砲町」の店舗跡には「大垣書店」が4月に入店したが、ほかでは異業種が出店したり、シャッターが閉まったままの場所も残っている。

「昔は小さな駅にも書店があったが、今は子どもが気軽に行けない、もしくは魅力を知らずに育つような状況。せめて主要な駅には書店がほしかったので、本当に良かった」と、堺市の女性が語る通り、周辺の人々から熱望されての出店となった。店長・新垣敬史さんは「想像以上の反応でした。もともと通われていたお客さまから『今度はなくならんといて』『出店してくれてありがとう』と、うれしい言葉をたくさんいただきました」と、初日の長蛇の列には驚いてしまったそう。

そして、こちらの店舗では「天牛堺書店」歴11年の浅香英美さんも一員として働く。「当日の朝まで閉店を知らなかったのでショックだったのはもちろんですが、毎日来てくださるお客さまにひと言も伝えることができずに申しない気持ちでいっぱいでした。こうして、またお会いできるのが大変うれしいです」と、喜びを語ってくれた。

新しくなった店舗の蔵書数は約18万冊。午前は60~70代、夕方以降は学生、週末は家族の来店が多いため、そのニーズに合ったラインアップを目指す。健康についての書籍を分かりやすくカテゴリー分けし、新書、文庫、専門書、コミックなどを強化したという。

堺コーナーでは、古墳グッズも多数そろう
堺コーナーでは、古墳グッズも多数そろう画像一覧

また、地域性を活かすために、「堺」についての本や、古墳グッズもそろい、初日から売れ行きは好調とのこと。新垣店長は「これからも通いたくなる本屋を目指していきたい」と、意気込む。営業は10時から19時半まで。

「丸善 高島屋堺店」

2019年6月8日(土)オープン
住所:堺市堺区三国ヶ丘御幸通59 高島屋堺店4F
営業:10:00〜19:30
電話:072-225-0930
URL:https://www.takashimaya.co.jp/sakai/

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